ホンダF1、再び未知の地サウジアラビアへ。田辺テクニカルディレクター「忙しい週末になるはず」
初開催となるF1サウジアラビアGPを前に、ホンダの田辺豊治F1テクニカルディレクターがコメント。未知のサーキットということもあり、忙しい週末になるはずだと語った。
写真:: Charles Coates / Motorsport Images
ホンダの田辺豊治F1テクニカルディレクターは、F1サウジアラビアGPを前にプレスリリースにコメント。走行経験のないジェッダ市街地サーキットにセッティングを合わせ込むため、スタッフにとっては厳しい週末になるだろうと語った。
今シーズンのF1も残り2戦。ドライバーズチャンピオン、コンストラクターズチャンピオンを巡る戦いも熾烈になっているが、ホンダとしてもF1での残りレースはあと2戦ということになる。
「ドライバーズ/コンストラクターズの両チャンピオンシップを争っている我々ホンダF1にとって、最後の決着をつけるのに残されたのは2戦です。まずは今週末に初開催となるサウジアラビアに向かいます」
そう語る田辺テクニカルディレクターは、ジェッダ市街地サーキットの印象について、次のように説明する。
「今回がF1初開催となるサウジアラビアのジェッダ・ストリート・サーキットは、紅海沿いの一般道を取り入れて設置された市街地サーキットです」
「しかし、モナコやシンガポールといった典型的な市街地サーキットとは大きく異なる特徴を持っています。スパ・フランコルシャンに次ぐ全長6.174kmとコース距離が長く、中・高速コーナーが連続したセクションを、コース両端でほぼ180度のコーナーで結んだようなレイアウトで、一般に市街地サーキットから連想される、90度コーナーが連続するものとは異なります」
「長い全開区間を持つ高速サーキットと考えていますが、路面の状況や外気温・湿度などとともに、そのレイアウトの特異性を含めて実際に走行してみて分かってくることも多いと考えています」
前戦カタールに続き、このサウジアラビアもF1マシンが走ったことはないため、限られたデータのみで週末に挑むということになる。また、得られたデータをすぐにマシンに活かしていくということも重要になってくる。
「先日のカタールGPと同様に、実走データに即して迅速にセッティングを最適化することが求められますので、今週もエンジニア・メカニックにとっては忙しい週末になるはずです」
「自分たちの目標を見据えて、ホンダF1プロジェクトに関わるメンバー全員そして両チームのメンバーとも一丸となり戦いに臨みます」
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