アルファタウリ・ホンダの角田裕毅、ポルトガル-スペイン連戦に意気込み「最初の2戦では、トップ6を走る力があった」
アルファタウリ・ホンダの角田裕毅が、2週連続で行なわれるポルトガルGPとスペインGPに向けコメント。厳しいレースとなったエミリア・ロマーニャGPでの失敗から学び、今後のレースに活かすと語った。
Yuki Tsunoda, AlphaTauri AT02
Charles Coates / Motorsport Images
アルファタウリ・ホンダは今週末に開催されるポルトガルGP、そして翌週に行なわれるスペインGPに向けてプレスリリースを発表。その中で角田裕毅は、試練のレースとなったエミリア・ロマーニャGPから学び、連戦に活かしていくと意気込みを語った。
エミリア・ロマーニャGPは、角田にとって厳しい1戦となった。予選ではQ1でクラッシュし、最後尾からのスタート。決勝レースでは入賞圏内まで追い上げたものの、赤旗中断から再スタートした直後にスピンしてポジションを落とし、さらにトラックリミット違反で5秒のタイム加算ペナルティを科されてしまったのだ。
「イモラでは、多くの教訓を得ました。順調だったバーレーンとは正反対のグランプリになりました」
角田はそうプレスリリースにコメントを寄せた。
「イモラに非常に高い期待を持っていました。チームもそうでした。フリー走行までは全てが順調に進んでいましたが、予選では大きなミスを犯し、非常に厳しいレースになってしまいました」
「僕はこの2年間、酷いクラッシュをしていませんでした。ですから、これは次のレースに向かう上で、良いレッスンになりました。ウエットコンディションでF1マシンをドライブするのもこれが初めてで、インターミディエイトタイヤを使うのはとても難しかったです。なので、徐々にスピードを上げていくしかなかったんです」
「でもその一方で、最初の2つのコースでは、僕らのマシンはとても競争力があり、トップ6を走ることができるマシンがあったのも事実です」
ポルトガルGPの舞台となるポルティマオは、角田にとっては初体験のコースとなる。その印象について角田は、次のように語った。
「ポルトガルのコースは、僕にとっては新しい体験です。シミュレータでポルティマオを何度か走りましたし、昨年のグランプリも見ました。でも、何を期待できるかはまだ分かりません」
「ターン1や、オフキャンバーがあるターン13のような興味深いコーナーがあり、とてもユニークに見えます。それだけでなく、非常に多くのアップダウンがあり、先が見えないブラインドコーナーもあります。トラックリミットに関しては注意する必要があると思いますが、徐々にペースを上げていきます」
「バーレーンとイモラは、レース前にすでにたくさん走っていました。だから今回は、これまでの2戦とは全く異なる状況になると思います。フリー走行でできるだけ多くの周回をこなして、できるだけ早くコースに適応し、予選に向けて準備を整えられることを願っています」
スペインGPの舞台となるカタルニア・サーキットは、角田にとってはF2時代に走ったコースであり、ポルティマオとはまた状況が異なる。
「ポルトガルの次はバルセロナです。昨年はF2で2レースを走り、いずれも4位でフィニッシュすることができました」
そう角田は語る。
「タイヤマネジメントは、予選でもこのコースで重要な要素になります。セクター1でタイヤを使い切りたくないですし、良いラップタイムを計測するためには、セクター3までタイヤを温存しておかなければいけないんです」
「このコースは好きなので、F1マシンでドライブするのを楽しみにしています。よく知っているコースですから、FP1から良いペースで走れると確信しています」
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