角田裕毅、F1の2年目締めくくりは11位。「タイヤが終わってしまった。この2年ピエールと働けて光栄だった」
アルファタウリの角田裕毅はF1キャリア2年目の最終レースはタイヤの劣化に苦しみ、11位。2年間チームを共にしてきたピエール・ガスリーとの時間に感謝を示した。
写真:: Andy Hone / Motorsport Images
ヤス・マリーナ・サーキットで開催されたF1最終戦アブダビGP。アルファタウリの角田裕毅は、レース中入賞を争ったが、最終的に11位でポイント獲得を逃した。
角田とチームは決勝レースでミディアム-ハード-ソフトとつなぐ2ストップ戦略を採用。ポイント獲得を狙ったが、終盤に10番手を走るセバスチャン・ベッテル(アストンマーチン)へ接近した頃には、ソフトタイヤが”終わって”しまったようで、オーバーテイクを仕掛けるどころか、逆にずるずると後退してしまった。
アルファタウリの2台は、決勝を迎えた時点でハードタイヤは1セット、ミディアムタイヤも1セットしかなかった。2ストップで走り切るには、ソフトタイヤを使う戦略を組み立てねばならなかったが、ある意味それがうまくいかなかった形だ。
角田はチームのプレスリリースに、ベストを尽くしたもののやはりタイヤが厳しかったと説明した。
「今日は僕にできる限りのことをしました。ですから、満足すべきでしょう」
「前年ながら最後はタイヤが終わってしまったことで、ペースをキープできずポイントを獲得する事ができませんでした」
なおこのアブダビGPを最後に、角田のチームメイトであるピエール・ガスリーがチームを離脱。来年はアルピーヌへと移籍する。
角田のF1デビューからチームメイトとして良好な関係を築いていたふたり。ガスリーからは多くのことを学ばせてもらったと角田は振り返った。
「チームにとってはタフな1年だったと思います。ですが、ポジティブな面としては僕は多くのものを学ぶことができました。特に、ピエールからは」
「この2年間、彼と一緒に働けたことは光栄なことでした。彼が僕とチームにしてくれた全てのことにありがとうと伝えたいです」
角田は2023年シーズンもアルファタウリから継続参戦。来年は新たにニック・デ・フリーズがチームメイトとなる。
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