角田裕毅、F1日本GP”初日”は生憎のウエットコンディション「それでも、今までの鈴鹿での自己ベストより20秒も速かった……」
アルファタウリの角田裕毅は、F1日本GPの初日を終え、雨にも関わらずこれまでの自己ベストタイムを20秒も更新したとして、F1マシンの速さに改めて驚いたと語った。
写真:: Andy Hone / Motorsport Images
F1デビュー以来初の日本GPを迎えた、アルファタウリの角田裕毅は、その初日FP1を19番手、FP2を14番手で終えた。鈴鹿サーキット・レーシングスクール(現ホンダ・レーシングスクール・鈴鹿)、FIA F4出身の角田にとっては里帰り。しかし2018年以来久々の鈴鹿走行、しかもF1マシンでは初めての鈴鹿走行となった。
ただこの日は生憎の雨模様。しかし集まった3万8000人もの観客に対し、角田は感謝の気持ちから語った。
「雨の中にも関わらず、たくさんの人がコースの周りにいました。FP1の最初にコースに出た時にはグッと来るモノがありましたし、特別な瞬間だったと思います」
角田は初日のセッション終了後にそう語った。
「自分らしく攻める時は攻めて、チームにフィードバックをできるだけ多くするようにして、明日以降に備えました」
「本当にたくさんの応援が届いていましたし、全てのコーナーで日本の国旗を見る度にエネルギーをもらいました。興奮しすぎてしまうんじゃないかと思いましたけど、そこはなんとか抑えて、良い1日を終えることができました」
「明日はドライになると思います。また新しい1日です。今日は1日ありがとうございました」
前述の通り、角田がF1マシンで走るのはこの日が初めて。しかもウエットコンディションだったということもあり、タイムのことはあまり気にせず、経験値を上げるために周回を重ねたという。
「僕は他のドライバーよりもF1での経験が少ないので、雨が降っていてもタイムのことはあまり気にせず、経験値を上げるために走りました。お客さんも待っていてくれていましたし、強い雨の中だったので、人(他のドライバー)がいない方が見えやすいかなと思っていたので、僕としても早めにコースに出たかったということもあります」
そう角田は語った。
「1周目のアタックから、僕の鈴鹿での自己ベストでした。雨なのに、(F4での自身の最速タイムよりも)20秒くらい速かったですから、全然違いますよね。速度が上がれば上がるほど、鈴鹿は別次元でした。F4とは全然違いましたね」
初めての母国GPで走った感想について、角田は改めて次のように語った。
「F1デビューした時と同じような、新鮮な気持ちでした。ターン2は、僕が4〜5年前に座って観戦していたところです。そして雨の中なのに、こんなにたくさんのお客さんが来てくれるとは思っていませんでした。すごくありがたいなと思って走りました」
「一定した精神状態で走ることはできました。でもいざヘルメットを脱いで、グランドスタンドのお客さんを見たりすると、興奮するモノがありましたね。アドレナリンはいつも以上に出ましたね」
「明日はドライでの新しい1日になると思います。僕にとっては、(鈴鹿でF1マシンを走らせる)初めてのドライコンディションになります。気を緩めず、今日みたいにビルドアップしていって、もちろん予選ではQ3進出を目指して頑張りたいと思います」
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