F1 日本GP

アルファタウリのトスト代表、ガスリーの後任として岩佐歩夢らすべてのレッドブル育成ドライバーの起用も検討したと認めるも「彼らにはまだ経験が不足している」

来季アルピーヌに移籍することが決まったピエール・ガスリーの後任として、レッドブル育成ドライバーの起用も検討したことを、アルファタウリのフランツ・トスト代表は認めた。

編集: 2022/10/08 3:03

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Franz Tost, Team Principal, Scuderia AlphaTauri

 アルファタウリのフランツ・トスト代表は、F1日本GPの土曜日に行なわれた公式記者会見に出席し、今季限りでチームを離脱することになったピエール・ガスリーの後任として、岩佐歩夢らレッドブルジュニアのドライバーたちも候補に上がっていたことを認めた。しかしいずれも経験が不足しているとの理由で起用が断念され、最終的にニック・デ・フリーズを起用することに決めたという。

 アルピーヌが来季ガスリーを起用することを発表してから9分後、アルファタウリもプレスリリースを発表し、来季の角田裕毅のチームメイトとしてデ・フリーズを起用することを明らかにした。

 アルファタウリはレッドブルの姉妹チームであり、伝統的にレッドブルの育成ドライバーをF1デビューさせ、そのキャリア初期をサポートするという役割を担ってきた。しかし来季は、レッドブルの育成枠外であるデ・フリーズを起用する。

 F1直下のFIA F2などでは、今季も多くのレッドブル育成ドライバーが活躍中である。彼らをガスリーの後任として起用する可能性はなかったのかと尋ねられたトスト代表は、公式記者会見で次のように語った。

「すべてのレッドブル育成ドライバーが、候補として検討された。F2には(リアム)ローソン、岩佐(歩夢)、(デニス)ハウガーがいるし、F3には(アイザック)ハジャーらがいる。しかし彼らは全員経験が不足している」

「それぞれのカテゴリーでもう1年か2年走る必要がある。そして、将来どうなるかを見ていく」

 そう語るトスト代表は、アルファタウリの役割について次のように説明する。

「アルファタウリの目的は、ブランドとしてのアルファタウリのアンバサダーになることであり、そしてもちろんレッドブル・レーシングに向けてドライバーを育成することだ」

「以前にも言ったように、何人かの若いドライバーがいる。彼らがレースをしているカテゴリーでどのようなパフォーマンスをするのか、そして将来我々に加わるのに十分かどうかを見ていく」

 なお今年の1月限りでホンダを退社し、現在は自身の立ち上げたコンサルタント会社でレッドブルのサポートをしている山本雅史は、先日motorsport.comの生配信番組”motorsport.cast”に出演した際、レッドブルの岩佐に対する評価を次のように語っていた。

「速さもあるし、レースも強くなってきている。四輪のレース経験がない中ですごく頑張っている。学習能力が高い。そこが一番だと思っています。自分が出来そうと思うことについては、彼は全部アタックしますよね」

「ハンガリーでの予選のポールポジションは見事だったじゃないですか。あれにはマルコ(ヘルムート・マルコ/レッドブルのモータースポーツ・アドバイザー)さんも感動してました」

 なおアルファタウリは、当初デ・フリーズではなく、インディカーに参戦中のコルトン・ハータを起用することを目指していた。トスト代表はハータの起用を検討していたことについても、トストは次のように語った。

「もちろん、ハータとの話し合いも行なった。しかし彼はスーパーライセンスを持っていない。FIAが彼にスーパーライセンスを(特例で)発給することはないと言った時、彼がもはやアルファタウリの選択肢でないことは明らかだった」

「マーケティングの側面としては、彼のような名声を持つアメリカ人ドライバーを起用する必要がある。先ほども言ったように、我々はアルファタウリのアンバサダーなんだ。マーケティングの面では、彼は良い選択肢だった。それが実現していれば、アメリカ市場での我々を前進させることになっただろう」

「でもそれはうまくいかず、別の選択肢を探したんだ」

 

 

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