F1 Mercedes launch
F1新車”雑感”解説2023「メルセデスW14」去年よりもちょっと大きな”ゼロポッド”採用。フロントサスペンションにも変化が
メルセデスは2023年マシンW14も、ゼロポッドを採用したマシンとした。昨年は大いに苦しんだが、復活なるか?
編集: 2023/02/15 23:25
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メルセデスは、2023年のF1マシンW14を発表した。昨シーズンは大いに苦しんだメルセデス。しかし、非常に小さいサイドポンツーン……いわゆる”ゼロポッド”を引き続き採用してきた。今年も、他チームとは一線を画す存在感を放っている。
ただこのゼロポッド、昨年とは少々異なるようだ。
W13のゼロポッドは、左右に膨らんだ部分が非常に短く、車体後部はきつく絞り込まれていた。しかしW14のゼロポッドは、比較的前後が長く、その一方で横方向への広がりが緩くなった。ただ他のマシンのようにサイドポンツーン上面を使うという考え方はしていないようで、全ての気流をフロアに落とそうとしているように見える。前端の側面衝撃吸収構造を内包したフェアリングは、今年も健在である。
Mercedes W14
Photo by: Mercedes AMG
一方でエンジンカウル部分には、明確な段差がつけられるようになった。これは、W13では見られなかった意匠だ。
ヘイローの付け根部分からエンジンカウルの後端まで、上面が平らにされた段差が存在しており、気流をここに通し、リヤウイングのメインプレーン下に導いているのだろう。カウル後端は若干下に向いているので、もしかしたらビームウイングを目指しているかもしれない。
Mercedes W14 detail
Photo by: Mercedes AMG
フロントサスペンションも変更された。チームもこれを認めているが、公開されたレンダリングや発表会に展示されたマシンを見ると、レイアウトが変わったことが窺える。
プッシュロッド式を採用したのは、W13と同様。しかし、このW13ではアッパーウイッシュボーンと同じ高さに設定されていたステアリングロッドが見当たらない。おそらく、ロワウイッシュボーンと同じ高さに移されたモノと考えられ、低重心化を図っていると想像できる。
最も気になるのは、メルセデスが昨年苦しんだポーパシングに、今年も悩まされる可能性があるのかどうかという点だ。しかしこればかりは、走り出してみないと分からない。
とはいえチームは、昨年の苦労から多くのことを学んだと主張しており、トップ2チームに挑めると自信を持っている。
なお発表されたマシンに取り付けられていたフロアは、比較的シンプルなモノだった。おそらくバーレーンでのテスト、そして開幕戦には、より複雑な形状のフロアが取り付けられることだろう。
さてメルセデス復活なるか? 昨シーズン後半の戦いぶりをみると、その可能性は高そうに見えるが……。
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