Nostalgia

F1 Monaco GP

驚きの番狂わせ優勝3:同一周回の完走わずか3台。超サバイバルをパニスが制す

F1の長い歴史の中には、番狂わせレースというのがいくつかある。1996年のモナコGPは雨がらみのレース。同一周回での完走は僅か3台という超サバイバルレースを制したのは、リジェ・無限ホンダのオリビエ・パニスだった。

田中 健一

編集: 2020/04/10 4:24

Copy link

Facebookでシェアする

Twitterでシェアする

WhatsAppでシェア

Linkedinでシェアする

Pinterestでシェアする

Viberでシェア

Google検索でmotorsport.comをお気に入り登録

Race winner Olivier Panis, Ligier JS43

Olivier Panis, Ligier JS43

Olivier Panis, Ligier JS43

Olivier Panis, Ligier JS43

David Coulthard, McLaren MP4/11B, wearing Michael Schumacher's spare helmet

5

 同一周回での完走台数僅か3台……そんな超サバイバルレースとなった1996年のモナコGPを制したのは、リジェ・無限ホンダのオリビエ・パニスだった。

 午前中に降った雨により、スタート時の路面は完全にウエット。しかし雨粒は落ちておらず、徐々にコンディションは改善していくものと見られていた。この時点でパニスは14番手スタート。誰もパニスが優勝するとは思っていなかった。

 レースは序盤から波乱の展開。濡れた路面に足を取られてクラッシュしたり、トラブルに見舞われたりして、次々とマシンが脱落していった。

 そんな中、路面は徐々に乾いていき、レースも1/3が消化するとほぼドライコンディションに。各車ドライタイヤに交換することとなった。

 パニスはピットストップのタイミングでポジションを上げ、コース上でもオーバーテイクし、表彰台圏内に浮上する。そして首位をいくデイモン・ヒル(ウイリアムズ)、2番手を走っていたジャン・アレジ(ベネトン)も揃ってマシントラブルに見舞われてリタイア。これでパニスが労せずして首位に立つ。そして、コースには再び雨が落ちてきた。

 パニスはその後も堅実な走行を続けた。後方からはマクラーレンのデビッド・クルサードが迫ったが、パニスはこの追撃を阻止。2時間ルールが適用され75周に短縮されたレースで、トップチェッカーを受けた。

 これはF1デビュー3年目のパニスにとってF1初勝利。無限ホンダにとっても1勝目ということになった。

 なおこの年、パニスが入賞したのは、このモナコも入れて3回のみ。そういう意味では、大番狂わせの結果だったと言えよう。

Read Also:

あなたの意見が聞きたい!

Motorsport.comで何を見たいですか?

5分間のアンケートにご協力ください。

- Motorsport.comチーム

コメントを読んで投稿する

関連ニュース :

記事をシェアもしくは保存

Copy link

Facebookでシェアする

Twitterでシェアする

WhatsAppでシェア

Linkedinでシェアする

Pinterestでシェアする

Viberでシェア

前の記事 今のF1マシンは重すぎる……ベッテル「ダウンフォースを削ってでも軽くすべき」

次の記事 メルセデス、新システム”DAS”を解説「こういった視覚的革新がもっと必要」

Top Comments

コメントはまだありません。 最初のコメントを投稿しませんか?

View More & Comment

More from

田中 健一



F1分析|フェラーリの秀逸な準備。最適なタイヤはソフトだと、初日から気づいていた可能性……”バグ”がなければ、打倒メルセデスは間違いなかった?

F1

F1

バーレーンGP

6 時間前

F1分析|フェラーリの秀逸な準備。最適なタイヤはソフトだと、初日から気づいていた可能性……”バグ”がなければ、打倒メルセデスは間違いなかった?



アロンソがセパンで8位、最後ノリスを封じる「次のシンガポールにも希望が見えている」

F1

F1

バーレーンGP

16 時間前

アロンソがセパンで8位、最後ノリスを封じる「次のシンガポールにも希望が見えている」



ホンダF1にとってマレーシアでのバーレーンGPは今季最高のレースに。折原エンジニア「PUの実力を完全に反映したわけではないが……価値ある結果」

F1

F1

バーレーンGP

1 日前

ホンダF1にとってマレーシアでのバーレーンGPは今季最高のレースに。折原エンジニア「PUの実力を完全に反映したわけではないが……価値ある結果」

More from

Olivier Panis



無限ホンダ初優勝の大荒れモナコGPから30年。パニスが当時を回想「朝起きると雨が降っていて声が出た」

F1

F1

Monaco GP

4 ヵ月前

無限ホンダ初優勝の大荒れモナコGPから30年。パニスが当時を回想「朝起きると雨が降っていて声が出た」



【伝説のモナコGP】チェッカーに辿り着いたの僅か3台のみ……超サバイバルをパニスが制す:1996年

F1

F1

Monaco GP

2022/05/26

【伝説のモナコGP】チェッカーに辿り着いたの僅か3台のみ……超サバイバルをパニスが制す:1996年



驚きの番狂わせ優勝5:フィジケラ初優勝。レース後順位変更の”番狂わせ”

F1

F1

Monaco GP

2020/04/14

驚きの番狂わせ優勝5:フィジケラ初優勝。レース後順位変更の”番狂わせ”

最新ニュース



先入観で仕事しちゃだめよ! もてぎ戦で起きたハードタイヤ騒動、チーム&ライダーに教訓残す

MotoGP

MGP MotoGP

日本GP

4 時間前

先入観で仕事しちゃだめよ! もてぎ戦で起きたハードタイヤ騒動、チーム&ライダーに教訓残す



2戦連続表彰台も見えていたが……ハジャー、グリップと電力を失い5位に沈む「速さはあったのに。冗談みたいだ」

F1

F1 F1

バーレーンGP

5 時間前

2戦連続表彰台も見えていたが……ハジャー、グリップと電力を失い5位に沈む「速さはあったのに。冗談みたいだ」



MotoGP日本GP、無視されていたハードタイヤが実は”最高の”タイヤだった!? 決勝経て評価覆る「驚きだった」「後悔してる」

MotoGP

MGP MotoGP

日本GP

5 時間前

MotoGP日本GP、無視されていたハードタイヤが実は”最高の”タイヤだった!? 決勝経て評価覆る「驚きだった」「後悔してる」



ホンダ・レーシング渡辺康治社長が2027年1月1日付で退任へ。後任は現副社長の安田啓一氏

F1

F1 F1 6 時間前

ホンダ・レーシング渡辺康治社長が2027年1月1日付で退任へ。後任は現副社長の安田啓一氏

Subscribe and access Motorsport.com with your ad-blocker.

フォーミュラ 1 から MotoGP まで、私たちはパドックから直接報告します。あなたと同じように私たちのスポーツが大好きだからです。 専門的なジャーナリズムを提供し続けるために、当社のウェブサイトでは広告を使用しています。 それでも、広告なしのウェブサイトをお楽しみいただき、引き続き広告ブロッカーをご利用いただける機会を提供したいと考えています。

次の 2 つのオプションがあります。

購読中 すでに購読していますか? ここからサインインします

広告ブロッカーを無効にしましたか?
ページをリロード

お知らせの管理

登録