F1 サウジアラビアGP
F1サウジ、コースの安全性向上がもっと必要? 予選ではシューマッハー大クラッシュも発生
サウジアラビアでは2021年からF1を開催しているが、F1ドライバーからはコースの安全性についてさらに疑義が上がっており、さらなる改修などを求めている。

Matt Kew
編集: 2022/03/27 16:26
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2021年にF1を初開催したサウジアラビア。舞台となるジェッダの市街地コースはハイスピードサーキットとなっているが、2022年の開催を迎えている今も、安全性に懸念の声が上がっている。
なおコースに関しては、2022年の開催を前に一部変更が加えられた。27つあるコーナーのうち4ヵ所のバリアが後方へ移動され、最終コーナーは1.5メートル幅が広くなった。これは昨年のフィードバックによるもので、GPDA(グランプリ・ドライバーズ・アソシエーション)の理事であるジョージ・ラッセルは、「安全面でもレース面でも多くのことが欠けている」とも語っていた。
こうして2022年にはコースに変更が加えられたわけだが、フェラーリのシャルル・ルクレールやカルロス・サインツJr.は、予選で発生したミック・シューマッハー(ハース)の大クラッシュを受け、さらにコースを改善する必要があると訴えた。
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シューマッハーは予選Q2のアタック中、ターン12の縁石に乗りすぎてしまったことでマシンのコントロールを失い、コンクリートウォールに激しくクラッシュ。マシンはリヤエンドからギヤボックスが外れてしまうほど、激しく大破した。
サインツJr.はコースの変更点について”過去最小”だと述べるなど、厳しい視線を注いでいる。彼は現在のF1マシンのモノコックがドライバーに安心感をもたらしていると考えている一方で、リスクに見合う価値があるのかと主張した。
Marshals remove the damaged car of Mick Schumacher, Haas VF-22, after his crash in Q2
Photo by: Andy Hone / Motorsport Images
「ドライバーとして、僕らは今のコックピットの安全性がすごく高まっていることが分かっているから、ここでも自信を持てている」
「FIAが僕らにとても安全なコックピットを提供しようと、素晴らしい仕事をしてくれたんだ。だからこうした速度ですら、クルマは守られているという、”静寂”を与えてくれる」
「でも、本当に価値があるんだろうか?」
「こうした大事故を経験したこともあるし、マシンが減速できるスペースを作るためにもう少しウォールを後方に移設できればと思う」
「ちょっと限界ギリギリだと思うから、話し合うことが必要だ」
予選でポールポジションを獲得したセルジオ・ペレス(レッドブル)も、ジェッダが「間違いなくカレンダーの中で最も危険な場所」だと語り、彼のチームメイトのマックス・フェルスタッペンも「(全開のカーブを)ただ真っ直ぐにすれば良いんだ。それで皆にとって安全になる」と語っていた。
一方、メルセデスのジョージ・ラッセルは改修が行き過ぎれば、F1で最速のストリートコースという特徴が失われてしまう可能性があると指摘した。
「昨年の(状態での)視界欠如は明らかに危険だった」と、ラッセルは言う。
「彼らは改善のためにベストを尽くした。それは少しは機能しているけど、問題をすべて解決したわけじゃない」
「でも僕はこういうのもストリートサーキットの特性であるとも思う。高速コースで、ハイリスク・ハイリターンなのは明らかだ」
「問題は(改修が)行き過ぎれば、ストリートサーキットのDNAを失ってしまうかもしれないということだ」
「改善のためにできることは、小さなことでもたくさんある」
「でも最終的には、こうした速度で走っていると、逃げ場がなく、ウォールにぶつかってしまうんだ」
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