F1

F1、アメリカ3戦開催もグランプリの“希少性”は損なわれない。「異なるターゲットに訴求できる」と自信見せる

F1のステファノ・ドメニカリCEOは、2023年シーズンからアメリカで3レースが開催されるが、F1としての希少性が損なわれることはなく「誰にとっても付加価値がある」と考えている。

Luke Smith

Luke Smith

編集: 2022/04/16 11:07

Copy link

Facebookでシェアする

Twitterでシェアする

WhatsAppでシェア

Linkedinでシェアする

Pinterestでシェアする

Viberでシェア

Google検索でmotorsport.comをお気に入り登録

Las Vegas track action

 F1は、2023年シーズンからアメリカ・ラスベガスでグランプリレースを開催すると発表した。このラスベガスGPは、ラスベガスを象徴するストリップ地区を中心に設置される全長6.13kmの市街地サーキットが舞台となる。

 3年間の開催契約を結んだラスベガスGPは、2026年まで契約を延長しているオースティン、10年の開催契約を結ぶマイアミに続く、アメリカ3ヵ所目のグランプリになった。マイアミが東部(EST)、オースティンが中部(CST)、ラスベガスは太平洋標準時(PST)が適用される西部に位置するなど、3レース全てが異なるタイムゾーンで行なわれる。

 2023年からはアメリカが他の国よりも多くのレースを開催することとなる(2022年の場合、複数のグランプリを開催するのはアメリカとイタリアのみ)が、F1のステファノ・ドメニカリCEOは、F1としての希少性が損なわれることはないと考えている。

 またラスベガスGPの日程は未発表だが、決勝レースのスタートは土曜日の現地22時とアメリカ西海岸地区ではゴールデンタイムの開催となる。ヨーロッパからは日曜日の早朝、日本からは日曜日の日中に決勝レースを視聴できる。

 同国での複数レース開催はF1の希少性を損なうと危惧する声もあるが、ドメニカリCEOはそれについては心配していないようだ。

「(F1の)希薄化はない。人口構成や立地条件など、異なるターゲットに訴求できるため、誰にとっても付加価値がある」とドメニカリは言う。

「アメリカでの我々F1の成長の素晴らしい点は、多くの若い世代に訴求できているということだ」

「我々はドライバーを見てきた。(彼らは)とても若い。我々のスポーツを促進し、彼らは自分が誰であるかを、ソーシャルメディアを通じてシェアしている」

「正しいアイデアを持って正しい方向にこのスポーツを発展させるため、彼らを通して素晴らしいコネクションが作られると考えている」

Miami track drone overview

Miami track drone overview

Photo by: Miami GP

 F1オーナーであるリバティ・メディアのグレッグ・マフェイCEOは、アメリカでの3レースはお互いに補完しあうだけでなく、国際的なF1ファンを魅了するモノになると確信している。

「F1が特別なのは、グローバルな性質を持っていることだ」とマフェイは言う。

「マイアミには世界から観客が訪れるだろうし、オースティンに来る観客もすでにグローバルなモノになっている」

「確実に、ラスベガスには世界から観客が訪れるだろう。国内だけの観客だけではなくね」

 昨年オースティンのCOTA(サーキット・オブ・ジ・アメリカズ)で行なわれたアメリカGPでは、週末を通して述べ40万人がサーキットを訪れた。それまで苦戦してきたアメリカ市場で、F1はその成長を証明している。

 アメリカ市場でのF1の成長を総括して、ドメニカリは次のように語っている。

「3年前はどうだったかというと、ひとつのグランプリですら満員にするのが難しかった。しかし今では、ふたつのイベントのチケットが売り切れになるという状況に向かっている」

「F1にとって、アメリカがどんな存在になるのか、その大きさが分かると思う。我々はその機運を感じているし、この国はなくてはならないモノだと考えている。これは大きなチャンスなのだ」

「来年アメリカで3レースが開催されるだなんて、2〜3年前にそのことを考えたら、イカれていると言うだろうね」

「(アメリカは)F1にとって最も重要な市場のひとつであり、我々は注力してきた。もちろん、我々F1はヨーロッパで生まれ、国際的なスポーツであることも忘れてはいけない」

「それは我々の特質であり、その点は変わらない」

 

Read Also:

あなたの意見が聞きたい!

Motorsport.comで何を見たいですか?

5分間のアンケートにご協力ください。

- Motorsport.comチーム

コメントを読んで投稿する

関連ニュース :

記事をシェアもしくは保存

Copy link

Facebookでシェアする

Twitterでシェアする

WhatsAppでシェア

Linkedinでシェアする

Pinterestでシェアする

Viberでシェア

前の記事 ”スーパー代役”ヒュルケンベルグ、再びのF1ドライブを熱望も「必死にそれを求めることはしない」

次の記事 レッドブル、メルセデスへの警戒緩めず。「彼らの時代は終わっていない」と挽回を予想

Top Comments

コメントはまだありません。 最初のコメントを投稿しませんか?

View More & Comment

More from

Luke Smith



没後30年。アイルトン・セナとホンダの”絆”を、マネージャーの言葉で振り返る「彼はホンダに対して誠実だった」

F1

F1 2024/05/01

没後30年。アイルトン・セナとホンダの”絆”を、マネージャーの言葉で振り返る「彼はホンダに対して誠実だった」



”要求の厳しい”アロンソ。投資進むアストンマーチンF1を成長させるための絶好の配役

F1

F1

Aston Martin Silverstone Shakedown

2023/02/20

”要求の厳しい”アロンソ。投資進むアストンマーチンF1を成長させるための絶好の配役



ハミルトン、ハリウッドF1映画のプロデューサーとして演者オーディションに参加。ブラッド・ピットの共演者は多様性重視

F1

F1 2023/02/19

ハミルトン、ハリウッドF1映画のプロデューサーとして演者オーディションに参加。ブラッド・ピットの共演者は多様性重視

最新ニュース



レッドブル、ローレン・メキーズ代表と2031年まで契約。復調で波に乗るチームの体制を固める

F1

F1 F1

シンガポールGP

3 時間前

レッドブル、ローレン・メキーズ代表と2031年まで契約。復調で波に乗るチームの体制を固める



ケーシー・ストーナー、フィリップアイランドへのサヨナラに”待った”「カレンダー復帰に向け、戦っていく」

MotoGP

MGP MotoGP

日本GP

4 時間前

ケーシー・ストーナー、フィリップアイランドへのサヨナラに”待った”「カレンダー復帰に向け、戦っていく」



多種多様なGT300クラスで、公正なタイヤ供給という難題。来季ワンメイクサプライヤーのダンロップに聞く「考え方はシンプルです」

スーパーGT

SGT スーパーGT 16 時間前

多種多様なGT300クラスで、公正なタイヤ供給という難題。来季ワンメイクサプライヤーのダンロップに聞く「考え方はシンプルです」



優勝争いの7月から一転、10月富士では大苦戦。悩める牧野任祐「グリップ感が全くない。何が起きていたのか分からない」

スーパーフォーミュラ

SF スーパーフォーミュラ

第9戦・第10戦富士

16 時間前

優勝争いの7月から一転、10月富士では大苦戦。悩める牧野任祐「グリップ感が全くない。何が起きていたのか分からない」

Subscribe and access Motorsport.com with your ad-blocker.

フォーミュラ 1 から MotoGP まで、私たちはパドックから直接報告します。あなたと同じように私たちのスポーツが大好きだからです。 専門的なジャーナリズムを提供し続けるために、当社のウェブサイトでは広告を使用しています。 それでも、広告なしのウェブサイトをお楽しみいただき、引き続き広告ブロッカーをご利用いただける機会を提供したいと考えています。

次の 2 つのオプションがあります。

購読中 すでに購読していますか? ここからサインインします

広告ブロッカーを無効にしましたか?
ページをリロード

お知らせの管理

登録