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1周のラップタイムは53.9秒! F1、サクヒールGPを”綿密に”シミュレート

F1の最高技術責任者であるパット・シモンズは、バーレーン・インターナショナル・サーキットで行なわれるサクヒールGPで使われる外周部分を使ったコースレイアウトについて、非常にスペクタクルになると考えている。

Max Verstappen, Red Bull Racing RB15, leads Lance Stroll, Racing Point RP19, and Robert Kubica, Williams FW42

写真:: Andy Hone / Motorsport Images

 F1は2020年の開催カレンダー改訂版を発表。これによれば、今季はバーレーン・インターナショナル・サーキットで2レースが開催され、ひとつがバーレーンGP、もうひとつがサクヒールGPと呼称されることになった。

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 12月6日に開催されるサクヒールGPは、これまで使用されたことのないサーキットの外周部分のみを使ったコースレイアウトであり、ほぼオーバルコースとでも言えそうなモノだ。1周の距離も従来のレイアウトよりも約1.7km短い3.7kmとなる模様だ。

 F1の最高技術責任者であるパット・シモンズは、このレイアウトでのグランプリ開催を決定する前に、その走行シミュレーションを実施したという。これによれば、DRSゾーンが2箇所設けられた場合には、1周のラップタイムは54.3秒、もしDRSゾーンを3箇所設けることになったならば、53.9秒になると見積もられている。なおDRSゾーンの数は、まだ決定していない。

 シモンズ曰く、バーレーンでの2レース目を最初のレースと区別するため、F1は利用可能なオプションを全て検討したという。

「我々はたくさんのシミュレーションを行なった」

 そうシモンズは語った。

「同じコースで2週連続でレースを開催する場合、コピーにならない方法を検討している」

「例えばシルバーストンでは、タイヤのコンパウンドを1段階柔らかくすることを目指した。オーストリアでは、シーズン開幕直後なので、ある程度の安定感が必要だと感じていた。しかしバーレーンに行く時には、我々は何か他の方法を検討したかったのだ」

「バーレーンは独特のコースであり、複数のレイアウトを採ることができる。数年前には、今と異なるレイアウトを使用したこともあった」

「実際には、そのレイアウトは良いレースを提供してくれなかった。バーレーン では通常、良いレースになることが多い。でも、その時のレイアウトはそれほど良くなかったんだ。そこで今回は、使うことができる全てのコースを検討した」

 シモンズ曰く、外周部分を繋ぐ形のレイアウトの、全ての側面を検討したと自信を見せる。

「我々はかなり高度なツールをいくつか持っている」

 そうシモンズは語った。

「それはラップタイムのシミュレーションだけではなく、オーバーテイクの可能性などについても調べることができる。タイヤやブレーキにかかる負荷など、全てのことについて調べたんだ」

「そして今回の場合はトワイライトレースではなく、完全なナイトレースになる。だから照明についても検証する必要があった。外周区間の全てに、適切な形で照明が設置されていることを確認する必要があったんだ。その全てを我々は経験した」

「まったく異なるレースになると感じた。ラップタイムは非常に短く、非常に高速なサーキットだ。それは、別の種類の挑戦になるだろう。しかし、それは非常にエキサイティングなレースをもたらすと確信している。我々はファンや観客に、これまでとは何か違うモノを提供したいのだ」

「3つのDRS区間を設定した場合に53.9秒になるならば、我々はふたつのDRSゾーンで54.3秒にする形を検討している」

 トラフィックの問題には、ドライバーたちが自ら対処すべきだろうと語った。

「トラフィックに関しては、ブラジルと同じように混雑するだろう。短いサーキットになるだろうからね。でも、それもチャレンジの一部だ。ドライバーズチャンピオンシップであるということを考えれば、彼らは完璧なドライバーだ。だからこういったことを自分で処理しなければいけない」

「そしてもちろん、チームはこういうことを調べるために、多くのツールを持っている。だからそれは挑戦であり、難しいこと。誰かが負け、誰かがそれを手にすることになるだろう。でも全体的に考えれば、良いレースになると思う」

 F1のスポーツ面のマネージングディレクターを務めるロス・ブラウンは、通常のレイアウトよりもかなり速くなると認めた。

「我々とファンの全てにとって興奮すべきことは、これが新たな挑戦を伴う別のレースになるということだ」

 ブラウンはそうmotorsport.comに語った。

「チームは最適な形で状況に適応し、そしてサーキットでの競争力と戦略を最大限に発揮する方法を見つける必要がある」

「現代の一般的なサーキットと比較して、フルスロットルのパーセンテージは1周あたり最大5%増加する。予選の平均速度も、219km/hから232km/hに増すだろう」

「このレイアウトの結果、チームはいつもよりも薄いウイングを使うことになるだろう。また、バーレーンGPよりも遅い時間に開催されることになるため、状況も違う。うまくいけば、ドラマも増えるだろう」

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