F1
F1、第6戦からタイヤウォーマー不要の新ウエットタイヤを導入へ。雨対策も着々と進行中
タイヤウォーマーで温める必要のないピレリの新しいウエットタイヤが、4月にイモラで行なわれるF1第6戦から導入されることになった。

Adam Cooper
編集: 2023/02/22 7:28
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F1/FIAは、2023年シーズンの第6戦エミリア・ロマーニャGPから新しいウエットタイヤを導入することを発表した。これは、タイヤウォーマーで温める必要がない性能の高いウエットタイヤだという。
ロンドンのF1組織本部で開催されたF1委員会の会議で、タイヤの仕様変更が正式に承認された。発表によると「チームの協力を得て、ピレリがテストを成功させたことにより、従来の仕様よりもはるかに性能の高いウエットウェザータイヤにたどり着いた」という。
新仕様のウエットタイヤは、冬の間にいくつかのチームが行なったウエットタイヤ専用テストを経て導入される。もともとは、タイヤウォーマーが全面禁止される予定の2024年に向けて開発が進められていたものだ。
2021年のベルギーGPを筆頭に、ウエットコンディションでのレースがなかなかできない点で物議を醸しており、特に巻き上げられる水煙による視界の悪化は、ここ数年大きな話題になっている。またドライバーたちからも、ウエットタイヤの性能向上を求める声が挙がっていた。
Max Verstappen, Red Bull Racing RB18
Photo by: Red Bull Content Pool
またF1委員会は、水煙を減らすためにマシンにホイールアーチを追加装着するというウエットウェザー・パッケージ・プロジェクトについて、今シーズン半ばにコース上でテストすることを認めた。
FIAはすでに独自のCFD(コンピュータ流体解析)研究を行なっているが、今回の決定でチームは空力テストの制限と予算制限の両面で、ホイールアーチの影響に関する風洞実験とCFD作業を行なう正式な許可を得たことになる。
声明では「FIAは前回のF1委員会で提示されたウエットウェザー・パッケージ・プロジェクトに対する各チームからの支援の申し出に感謝している」とされている。
「空力試験制限(ATR)の制限外、予算制限外の作業をチームが行なえるよう、技術指令が準備されている。トラックテストは2023年の第2四半期か第3四半期に予定されている」
昨年末、FIAの新シングルシーターディレクターであるニコラス・トンバジスは、このプロジェクトについて、いくつかの見解を示している。
「我々は、このプロジェクトが年に2、3回、あるいはそれ以上の頻度で使用されるものになると考えている」
「雨が降るたびに、突然このようなものを搭載しなければならないようなことは避けたい。これらの装置が空力全体に与える影響が比較的小さいことを確認したいので、CFDシミュレーションを何度も行なった。それでも影響はあるが、それほど大きなものではない」
「また雨の飛沫などもシミュレーションし、水煙にどのような影響を与えるかを見ている。シミュレーションで苦労しているのは、ディフューザーからの飛沫とタイヤからの飛沫の割合をどうするかということだ」
「解決策が見つかったら、プロトタイプを作り、何台かのクルマで走らせて、きちんと評価するつもりだ」
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