レースレポート

FIA F2 Hungaroring

F2ブダペスト:“タイヤ無交換作戦”を成功させたギオットがレース2を制す

FIA F2第3戦ブダペストのレース2が行なわれ、ハイテックのルカ・ギオットが今季初優勝を挙げた。日本勢3人は入賞を逃した。

戎井健一郎

公開日時: 2020/07/19 10:24

Copy link

Facebookでシェアする

Twitterでシェアする

WhatsAppでシェア

Linkedinでシェアする

Pinterestでシェアする

Viberでシェア

Google検索でmotorsport.comをお気に入り登録

Luca Ghiotto, Hitech Grand Prix

 FIA F2第3戦ブダペストのレース2が19日(日)、ハンガリーのハンガロリンクで行なわれた。優勝したのはルカ・ギオット(ハイテック)で、今季初優勝となった。

 前日に行なわれたレース1では、ミディアムタイヤからソフトタイヤにつなぐ戦略が大成功したロバート・シュバルツマン(プレマ)が11番グリッドから大逆転優勝。ポイントランキング首位のシュバルツマンは、ランキング2位以下に大差をつけた。なお、日本人ドライバー3人はいずれも無得点に終わった。

Read Also:

 レース1の上位8台がリバースグリッドに並ぶレース2は、レース1で8位のカラム・アイロット(ユニ-ヴィルトゥオーシ)がポールポジション、同7位のルイ・デレトラ(チャロウズ)が2番グリッドにつけた。日本勢は松下信治(MPモータースポーツ)が12番グリッド、角田裕毅(カーリン)が16番グリッド、佐藤万璃音(トライデント)が21番グリッドからのスタートとなった。

 直前に行なわれたFIA F3のレース2はウエットコンディションとなっていたが、F2のレースが始まる頃には路面はほとんど乾き、各車ドライタイヤを装着。28周のスプリントレースがスタートした。

 レース1に続いてポールポジションからスタートしたアイロットがホールショットを奪った。ルカ・ギオット(ハイテック)はデレトラを交わして2番手に浮上したが、1周でアイロットに3秒以上の差をつけられてしまった。

 2周目、無線でマシンの不調を訴えていたダニエル・ティクトゥム(DAMS)がスローダウン。ティクトゥムは今季ここまで全てのレースでポイントを獲得しているただひとりのドライバーだったが、入賞圏外まで後退した後、ピットにマシンを戻してリタイアとなった。

 そして13番手を走行していた角田には、ピットインをして車両を修理するよう指示するオレンジボールフラッグが掲示された。角田はフロントウイングにダメージがあったようで、ピットインし最後尾まで落ちてしまった。

 アイロットはファステストラップを更新しながらトップを快走した。一方デレトラはミディアムタイヤを履く他の上位陣と違いソフトタイヤでスタートしており、10周を過ぎたあたりで大きくペースダウン。後続のマシンに次々とオーバーテイクされていった。

 レースは折り返しとなり15周目に突入。上位5台のオーダーはアイロット、ギオット、ミック・シューマッハー(プレマ)、ニキータ・マゼピン(ハイテック)、シュバルツマンとなった。

 今回のラウンドではタイヤのデグラデーション(性能劣化)が極めて大きいことがレース1で露見したが、タイヤ交換義務のないレース2でもタイヤ無交換で走りきることは厳しいようで、残り10周前後で上位陣も次々とピットに入ってきた。

 そんな中、ギオットはスタート時から履いているミディアムタイヤでステイアウト。タイヤ無交換で最後まで走り切る作戦に出た。レース残り5周の時点で、2番手アイロットとのギャップは約20秒だ。

 タイヤをなんとか保たせながら走る首位ギオットと、追いかける2番手のアイロット。両者の差は残り4周で16秒、残り3周で12秒、残り2周で8秒……と縮まっていき、5秒差でファイナルラップに突入した。

 アイロットは最終セクターでギオットを射程圏内に捉え、ギオットの真後ろにつけて最終コーナーに突入したが、コンマ4秒届かずチェッカーを受けた。

 ギオットは今季初優勝。本来レース2のセオリーであるタイヤ無交換がギャンブルとなる珍しいレース展開となったが、見事に耐えて勝利を掴んだ。アイロットは優勝こそ逃したが2位に入り、ポイントリーダーシュバルツマンとの点差を詰めた。3位はシューマッハー。得意のハンガロリンクでレース1に続いて表彰台に登った。

 日本勢は松下が11位、角田が18位、佐藤が20位に終わり、またしてもポイントを獲得することができなかった。

 

Read Also:

順位 ドライバー チーム 周回数 タイム 差 前車との差 Mph ポイント 1 Italy ルカ ギオット United Kingdom ハイテック 28 -       15 2 United Kingdom カラム アイロット United Kingdom ユニ-ヴィルトゥオーシ 28 0.400 0.400 0.400   12 3 Germany ミック シューマッハー Italy プレマ 28 11.700 11.700 11.300   10 4 Russian Federation ロバート シュバルツマン Italy プレマ 28 13.800 13.800 2.100   8 5 Russian Federation ニキータ マゼピン United Kingdom ハイテック 28 15.100 15.100 1.300   6 6 Switzerland ルイ デレトラ Czech Republic チャロウズ 28 23.400 23.400 8.300   4 7 India ユアン ダルバラ United Kingdom カーリン 28 23.800 23.800 0.400   2 8 China チョウ グアンユー United Kingdom ユニ-ヴィルトゥオーシ 28 32.200 32.200 8.400   1 フルリザルトを見る

あなたの意見が聞きたい!

Motorsport.comで何を見たいですか?

5分間のアンケートにご協力ください。

- Motorsport.comチーム

コメントを読んで投稿する

関連ニュース :

記事をシェアもしくは保存

Copy link

Facebookでシェアする

Twitterでシェアする

WhatsAppでシェア

Linkedinでシェアする

Pinterestでシェアする

Viberでシェア

前の記事 F2ブダペスト:レース1はシュバルツマンが好戦略で激走V。日本勢は入賞ならず

次の記事 FIA F2、ソチ戦開催決定で10ラウンド20戦を確保。今後さらなるレース追加が濃厚

Top Comments

コメントはまだありません。 最初のコメントを投稿しませんか?

View More & Comment

More from

戎井健一郎



DENSO SARD、SUGO戦は今年も勝利まであと一歩届かず。「燃料の問題がなければ、優勝争いできたはず」とフェネストラズ

スーパーGT

スーパーGT

第6戦:SUGO

4 日前

DENSO SARD、SUGO戦は今年も勝利まであと一歩届かず。「燃料の問題がなければ、優勝争いできたはず」とフェネストラズ



タイヤ無交換で19番手から2位! GT300王座争い大量リードのリアライズ。しかしオリベイラ「こんな“ジョーカー”毎戦使うわけにはいかない」

スーパーGT

スーパーGT

第6戦:SUGO

5 日前

タイヤ無交換で19番手から2位! GT300王座争い大量リードのリアライズ。しかしオリベイラ「こんな“ジョーカー”毎戦使うわけにはいかない」



GT500ホンダ陣営、怒涛の3連勝でプレリュードは“シビック超え”。ランキングも2〜4番手に「最強パッケージに全力でチャレンジしていく」

スーパーGT

スーパーGT

第6戦:SUGO

5 日前

GT500ホンダ陣営、怒涛の3連勝でプレリュードは“シビック超え”。ランキングも2〜4番手に「最強パッケージに全力でチャレンジしていく」

最新ニュース



本当にごめんなさい……コラピント、多重クラッシュの被害者ガスリー&ノリスに謝罪。次戦でペナルティ消化へ

F1

F1 F1

アゼルバイジャンGP

58 分前

本当にごめんなさい……コラピント、多重クラッシュの被害者ガスリー&ノリスに謝罪。次戦でペナルティ消化へ



あんなヤツ、出場停止だろ! ノリス、魚雷アタックのコラピントに怒り爆発「F1ドライバーにふさわしくない」

F1

F1 F1

アゼルバイジャンGP

9 時間前

あんなヤツ、出場停止だろ! ノリス、魚雷アタックのコラピントに怒り爆発「F1ドライバーにふさわしくない」



トヨタ、水素レースプロジェクトMissionH24に水素”レーシングエンジン”供給へ……中嶋一貴「耐久レースにおける可能性を拡大する」

WEC

WEC WEC

Fuji

13 時間前

トヨタ、水素レースプロジェクトMissionH24に水素”レーシングエンジン”供給へ……中嶋一貴「耐久レースにおける可能性を拡大する」



フェルスタッペン、予選でクラッシュのアントネッリを擁護「みんな彼が何歳なのか忘れている」

F1

F1 F1

アゼルバイジャンGP

13 時間前

フェルスタッペン、予選でクラッシュのアントネッリを擁護「みんな彼が何歳なのか忘れている」

Widget prime_content_fullwidth doesn't have content

Subscribe and access Motorsport.com with your ad-blocker.

フォーミュラ 1 から MotoGP まで、私たちはパドックから直接報告します。あなたと同じように私たちのスポーツが大好きだからです。 専門的なジャーナリズムを提供し続けるために、当社のウェブサイトでは広告を使用しています。 それでも、広告なしのウェブサイトをお楽しみいただき、引き続き広告ブロッカーをご利用いただける機会を提供したいと考えています。

次の 2 つのオプションがあります。

購読中 すでに購読していますか? ここからサインインします

広告ブロッカーを無効にしましたか?
ページをリロード

お知らせの管理

登録