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F2フォーマット大幅変更受け周冠宇「予選で10番手を狙った方が有利なのか……?」

FIA F2に参戦する周冠宇は、2021年シーズンからレースフォーマットが大幅に変更されたことを受け、予選でポールポジションを狙うべきか10番手を狙うべきか迷っていると語った。

Nikita Mazepin, Hitech Grand Prix, Yuki Tsunoda, Carlin, Robert Shwartzman, Prema Racing and Felipe Drugovich, MP Motorsport

Mark Sutton / Motorsport Images

 F1直下のシングルシーターレースとして、FIA管轄の下行なわれているFIA F2。同シリーズは2021年シーズンからレースウィークエンドのフォーマットが大幅に変更されることとなっている。

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 昨年のFIA F2は全12ラウンド24レースが開催されたが、今季はコロナ禍の影響を考慮して、各チームの移動コストなどを削減するためにラウンド数が8に削減される。ただ、FIA F3と同じ週末に開催しないようカレンダーを調整したことにより、1ラウンド2レース制から3レース制への変更が実現。シーズン全体のレース数を確保した。

 これに伴い、週末のスケジュールは大きく変化した。まずドライバーは金曜日に予選セッションを実施。土曜日のレース1では予選上位10名を逆順にしたリバースグリッドで120km(45分)のスプリントレースが行なわれる。その後同日に同じく120km(45分)のレース2が行なわれるが、ここではレース1の上位10名がリバースグリッドとなる。そして日曜のレース3では予選結果順にグリッドに並び、170km(60分)のフィーチャーレースが実施されるという流れだ。

 ポイントシステムに関しては、スプリントレースのレース1、レース2では上位8名に15、12、10、8、6、4、2、1とポイントが与えられ、レース3ではF1と同じように上位10名(25、18、15、12、10、8、6、4、2、1)にポイントが与えられる。なお、予選でポールポジションを獲得したドライバーには従来通りボーナスポイント4点が付与される。

 これらの変更は多くのドライバーから“興味深い”と評されているが、従来よりもフォーマットが複雑になっているため、出来る限り効率よくポイントを集めるためにはレースウィークエンドをどう戦っていけばいいのか、頭を悩ませている者もいるようだ。

「これは見ている人たちにとってかなり面白いものになると思うけど、僕たちにとっては少しストレスだろうね」

 そう語るのは、アルピーヌ・アカデミーのドライバーで、今季FIA F2で3年目を迎える周冠宇だ。ユニ-ヴィルトゥオーシに残留する周は今季のタイトル候補のひとりと目されている。

「絶対にミスをしないようにして、トップ10でフィニッシュすることを目指さないといけない」

「予選でポールをとった方が有利なのか、それとも10番手になった方が有利なのか、まだ答えが出ていない。でも僕はポールを獲ってボーナスの4ポイントを狙うつもりでいる」

「個人的には、今回の変更で選手権はポイントという観点でコンパクトかつ接近したものになると思う。特にモナコなどの市街地コースでは、予選で失敗したり技術的な問題が起きることは許されない。ポイントを逃すということは、それ以降のレースのスタートポジションが悪くなるということだからね」

 2020年のFIA F3王者で、今季は周と同じくアルピーヌからの支援を受けてFIA F2に参戦するオスカー・ピアストリは、フォーマット変更後も依然として予選で好成績を収めたドライバーが有利だと分析している。

「正直、リバースグリッドがどうなろうと、予選に関してはこれまでと変わらないと思う。ポールポジションを獲りたい気持ちには変わりないよ」とピアストリは言う。

「もちろんフィーチャーレースの方がたくさんのポイントを獲れるし、ポールポジションには4点が入る」

「最初のレースのやり方は特に面白いと思う。予選でポールを獲って、(10番グリッドからスタートする)レース1でトラブルに巻き込まれないようにすれば、レース2でのリバースポールが狙える。つまりふたつのレース(レース2とレース3)で前の方からスタートできるということなんだ。これは重要だよ」

「予選で良い結果を残した人に変わらずアドバンテージがあると思う。レースはエキサイティングなものになるだろう」

 同じくアルピーヌ・アカデミーのF2ドライバー、クリスチャン・ルンガーも自身の見解を述べた。彼は新フォーマットが“奇妙なもの”になると感じているが、中団チームがこれまで以上にポイントに絡んでくるだろうと語った。

「プラクティスをして、予選をして、そこでトップ10に入っていればグリッドは逆順になる。奇妙な週末になるだろうね」

「中団チームにも優勝のチャンスが出てくると思う。でもそれと同時に、ドライバーに安定感があるかどうかも明らかになってくると思う。それはここ数年僕に足りていなかったものだ」

「毎レース、トップ3やトップ5に入っていれば、良い感じでポイントを稼ぐことができるし、シーズン終盤にはランキングでまともな位置につけていると思う」

 2021年のFIA F2は3月26日にバーレーンで開幕予定。同週末にはF1開幕戦バーレーンGPが開催される。

 

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