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レースレポート

F3モンツァ・レース2:角田裕毅初優勝。雨絡み難コンディションを制す

FIA F3選手権のモンツァラウンド、レース2が行われ、角田裕毅が嬉しいFIA F3初優勝を挙げた。

Yuki Tsunoda, Jenzer Motorsport

写真:: Joe Portlock / Motorsport Images

 FIA F3選手権のモンツァラウンド、レース2が行われ、角田裕毅(イェンツァー)が初優勝を果たした。

 土曜日に行われたレース1は、プレマ勢が1-2-3位を独占してフィニッシュしていた。しかし、2番手フィニッシュだったマーカス・アームストロングが、セーフティカー中の速度違反を取られて20秒加算のペナルティを受けてしまい、21位に降格。ジェハン・ダルバラ(プレマ)と角田裕毅(イェンツァー)のポジションがひとつずつ繰り上がることになった。

 またレース終盤に大クラッシュを起こしてしまったアレックス・ペローニ(カンポス)は、事故により負傷したために欠場となった。

 迎えたレース2は、スタート時にはウエットコンディション。ただ上空には青空も広がっており、路面コンディションが改善していくことが予想された。

 ポールポジションはファビオ・シェーラー(チャロウズ)だったが、好スタートを切ったのは3番グリッドからスタートしたジェイク・ヒューズ(HWA)。一気にトップに浮上して見せた。後方では多くのマシンが1コーナーを止まりきれずにオーバーラン。この間隙をくぐり抜け、角田は3番手までポジションアップしてみせた。レース1でペナルティを受けたアームストロングは、他車との接触もありスピンするシーンもあった。

 2周目の1コーナーで、角田は抜群のブレーキング。シェーラーを抜いて2番手に浮上し、さらに首位を行くヒューズにプレッシャーをかけていく。続く3周目の1コーナーで角田はヒューズのインを狙うが、ヒューズはこれを執拗にブロック。ポジションを譲らなかった。

 角田はヒューズにプレッシャーをかけていったが、徐々にその差が広がっていき、逆にシェーラーにプレッシャーをかけられる展開となっていく。またシェーラーの後方には、リアム・ローソン(MPモータースポーツ)が接近した。

 10周目、シェーラーはターン1で角田に仕掛ける。しかしこれがうまくいかなかったばかりか、逆にローソンに一瞬の隙を突かれてしまい、3番手の座を明け渡すことになってしまった。

 その10周目、角田がファステストラップを記録し、ヒューズとの差を縮めていくと共に、ローソンとの差を広げていった。

 13周目、角田はヒューズの1秒以内まで急接近。14周目に角田はヒューズよりも0.6秒速く走った……そして、15周目のターン1でヒューズをオーバーテイク完了。ついに首位に立った。

 ただ16周目の最終コーナー、パラボリカでヒューズが逆襲。角田に並びかけてきた。しかし角田は譲らず、17周目の1コーナーでもポジションを守った。その間にローソンもふたりの真後ろに迫り、18周目にヒューズを攻略。2番手に浮上し、チームは違えどレッドブルのカラーリングのマシンが、1-2体制となった。

 なお路面が徐々にドライコンディションに近づいており、他車との接触でダメージを負いピットインした名取鉄平(カーリン)は、ドライタイヤを履いてコースに戻った。その名取は、濡れた部分の多いセクター1と2は苦しんだものの、セクター3の乾き方は早かったようで、全体ベストの通過タイムを記録した。

 最終ラップのターン1で、ペドロ・ピケ(トライデント)がレオナルド・プルチーニ(ハイテック)を抜き、5番手に浮上した。

 一方の角田は、後続を抑え切ってトップチェッカー。FIA F3での初優勝を達成した。また前日のレース1に続き、2レース連続での表彰台獲得となった。2位にはローソン、3位にはヒューズが入った。名取は結局、周回遅れとなってしまい、29位でフィニッシュしている。

【リザルト】FIA F3モンツァラウンド レース2

順位 ドライバー チーム 周回数 タイム 前車との差 Mph ポイント
1 Japan 角田 裕毅 Switzerland Jenzer Motorsport 22         15
2 New Zealand Liam Lawson Netherlands MPモータースポーツ 22 1.3       12
3 United Kingdom Jake Hughes Germany HWA AG 22 2.0       10
4 Netherlands Richard Verschoor Netherlands MPモータースポーツ 22 2.8       8
5 Brazil Pedro Piquet Italy トライデント 22 6.8       6
6 Italy Leonardo Pulcini United Kingdom ハイテック・レーシング 22 7.9       4

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