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岩佐歩夢、FIA F3初優勝! 2番手フィニッシュもトップチェッカーのコロンボにペナルティで繰り上がり

FIA F3ラウンド4のレース1でトップチェッカーのロレンゾ・コロンボにペナルティが言い渡され、岩佐歩夢の繰り上がり優勝が決まった。

Ayumu Iwasa, Hitech Grand Prix  on the podium

写真:: Mark Sutton / Motorsport Images

 ハンガロリンクで行なわれた2021年FIA F3ラウンド4のレース1では、カンポスのロレンゾ・コロンボがトップチェッカーを受けたが、レース後に5秒のタイム加算ペナルティが言い渡されたため、岩佐歩夢(ハイテック)の優勝となった。

 コロンボはポールスタートのジョニー・エドガー(カーリン・バズ・レーシング)がトラブルで戦線離脱した後はトップの座をキープし、岩佐を抑えて見事トップチェッカーを受けた。しかし、セーフティカーランが明けてリスタートする直前、セーフティカーのランプが消灯する前にセーフティカーとの間隔を10車身以上空けてしまっており、これがスポーティングレギュレーションの第41.10条に違反しているとみなされた。

 レース後に審議が行なわれた結果、コロンボには5秒のタイムペナルティが科され、最終順位は8位に。岩佐が繰り上がりでFIA F3初優勝を果たすこととなった。

 昨年のフランスF4でタイトルを獲得し、今季からFIA F3に参戦している岩佐にとって、デビューから4ラウンド目、10レース目での優勝となった。これはチーム事情こそ違えど、現アルファタウリF1の角田裕毅よりも早い初優勝となった(角田はデビューから7ラウンド目、14レース目で優勝)。

 なお、岩佐はレース後の記者会見の中で「トップに追いつきたかったが、十分なスピードがなかった。オーバーステアに悩まされていたので次までに改善しないといけない」と語っていた。彼はレース2を12番グリッドからスタートする予定だ。

 

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