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フェラーリ、グランツーリスモ限定のバーチャル車両”ビジョンGT”を発表。フェラーリの歴史と最新技術が詰め込まれた1台

フェラーリがゲーム『グランツーリスモ』専用のレーシングマシン『ビジョン・グランツーリスモ』を公開。フェラーリの歴史と最新技術が詰め込まれた1台となっている。

Ferrari Vision GranTurismo

写真:: Ferrari Media Center

 フェラーリは11月27日(日)に、グランツーリスモ・ワールドシリーズ2022・ネイションズカップ・グランドファイナルが開催中のモナコで、バーチャルモータースポーツ専用車両である「フェラーリ・ビジョン・グランツーリスモ」を公開した。

 ビジョン・グランツーリスモとは、実際の自動車メーカーが考えるバーチャルモータースポーツ車両をデザインするプロジェクト。これまでにもメルセデスやポルシェ、マクラーレンをはじめとした世界中の名だたるメーカーが、この「ビジョン・グランツーリスモ」を発表してきた。トヨタや日産、ホンダといった日本メーカーもこれに賛同し、コンセプトモデルを発表している。

 フェラーリは今回このビジョン・グランツーリスモに初参加。モナコでそのモックアップを公開した。

Ferrari Vision GranTurismo
Ferrari Vision GranTurismo
Ferrari Vision GranTurismo
Ferrari Vision GranTurismo
Ferrari Vision GranTurismo
Ferrari Vision GranTurismo
Ferrari Vision GranTurismo
Ferrari Vision GranTurismo
Ferrari Vision GranTurismo
Ferrari Vision GranTurismo
Ferrari Vision GranTurismo
Ferrari Vision GranTurismo
Ferrari Vision GranTurismo
Ferrari Vision GranTurismo
Ferrari Vision GranTurismo
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Ferrari Vision GranTurismo
Ferrari Vision GranTurismo
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 このマシンは、フェラーリの往年のレースカーである330P3と512Sを踏襲。ボディには”75”というグラフィックが入れられているが、これはフェラーリが初めて生産したスポーツカー125Sの誕生から75周年ということを記念したものだ。先進的なエアロダイナミクスを実現していながら、各所に直線的なデザインも取り入れられており、レトロな雰囲気も醸し出しているという点も、フェラーリのレースのDNAが惜しみなく注ぎ込まれている証と言えよう。

 クローズドボディながらシングルシーター。前面投影面積を削減するために、車体は極限まで低くされているが、前後のホイールハウスはその上まで盛り上がっている。そのホイールハウスにはそれぞれスリットが設けられており、ここから気流をサイドポンツーンの上、あるいは車体後方に導いているようだ。そのサイドポンツーン上部にも巨大な開口部が存在し、冷却に使った気流をリヤのホイールハウス上部に吐き出していると思われる。

 車体側面下部は急激に抉られ、フロントホイールの直後にはF1で言うフロア状のパーツが存在。そのフロアは上方に向けて曲線を描くような格好となり、リヤに向けて気流の流路を確保したり、フロア下の気流をシールする働きがありそう。またリヤホイール直前にはフロアが存在せず、ボディワークは急激に絞り込まれている。

 この絞り込まれた部分は、リヤまで空間が設けられており、ここを通った気流がサスペンションアームの間を抜けてディフューザーの上に吐き出されているようだ。リヤエンドのデザインも直線的だがディフューザーは巨大で、その上に吐き出される気流と相まって、フロア下で大きなダウンフォースを発生することを狙っているモノと思われる。

 動力源は3.0リッターの120度V6ツインターボエンジン。9000rpmで1030馬力、5500rpmで900Nmのトルクを発生する。これにF1由来の8速デュアルクラッチのギヤボックスが組み合わされ、さらに3つの電気モーターを接続。この電動パワーは、リヤだけで1100Nmのトルクと326馬力(240kW)を発揮するという。この複雑なパワートレインを搭載しながら、乾燥重量は1250kgと実に軽量。重量配分はフロント43.5%、リヤ56.5%である。

 気になるのはこの車両のパフォーマンスだ。フェラーリの計算によれば、0-100km/hは2秒未満、0-200km/hも5秒未満であるという。また、最高時速は350km/h以上とされている。

 フェラーリのデザイン・ディレクターであるフラビオ・マンツォーニは、このプロジェクトについて次のように語る。

「グランツーリスモとのコラボレーションは、我々のスタイリング・センターのアドバンス・デザイン部門で開発されたユニークなプロジェクトに、命を吹き込む可能性を表している」

 そうマンツォーニは語る。

「我々は制約なく設計された、未来のビジョンを作成したいと考えていた。しかしエンジニアリングもエアロダイナミクスも、未来の技術の対するフェラーリの理解から生まれた。そしてそれを、新たにユーザーが体験できるよう、デジタルの世界に届けるのだ」

「フェラーリ・ビジョン・グランツーリスモをデザインすることで、フェラーリの未来に向けたスタイルに関するマニフェストを作り上げることができた。新しい言語を探求し、すべての部分で限界を押し広げ、完全にユニークな車両を生み出した。グランツーリスモのユーザーと、フェラーリのファンの皆さんが楽しんでくれることに、自信を持っている」

 このフェラーリ・ビジョン・グランツーリスモは、現在開催中の「グランツーリスモ・ワールドシリーズ2022・ネイションズカップ・グランドファイナル」の視聴者クイズのプレゼントとして用意されていて、クイズに正解すると12月15日に先行入手することができるという。一般公開は12月23日になる予定だ。

 なお12月23日からは、イタリア・マラネロにあるフェラーリ・ミュージアムで、モックアップが展示される予定。2023年の3月まで、同ミュージアムに他のフェラーリと共に並べられることになる。

 
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