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F1 ハンガリーGP
フライング疑惑のボッタスはお咎めなし。「我々の判断基準は検知システム」とFIA
FIAのF1レースディレクターであるマイケル・マシによると、ハンガリーGPでバルテリ・ボッタスがジャンプスタートを免れたのは、検知システムが感知しなかったからだという。

Adam Cooper
公開日時: 2020/07/21 7:00
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F1第3戦ハンガリーGPの決勝で、2番グリッドのバルテリ・ボッタス(メルセデス)は、ステアリングのダッシュボードのライトに気を取られた結果、スタートライトが消灯する直前にわずかに動いて停止。その後、再発進した。これを見たフェラーリのセバスチャン・ベッテルが、無線でチームに「ボッタスがジャンプスタートをした」と伝えていたが、結果的にボッタスにペナルティは科されなかった。
オンボード映像を見る限り、確かにボッタスがスタートライト消灯前に動いたように見える。しかしながら、最終的にペナルティの有無を判断するのは、グリッドに組み込まれている検知システムであり、FIAのF1レースディレクターであるマイケル・マシ曰く、検知システムは反応していなかったという。
これと同様のケースは、昨年の日本GPでも起こっている。ライトが消える前に動いたように見えたベッテルが、検知システムが反応しなかったことを理由にペナルティを逃れている。
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「ジャンプスタートの判定方法はスポーティングレギュレーションによって明確に決められていて、何年にもわたって同じプロセスが用いられてきた。各車についているトランスポンダーで判定をするのだ」とマシは説明する。
「コースにもセンサーがある。昨年の日本GPでも見られたように、それには許容範囲があり、判断材料のひとつとなっている」
「そのため、(ボッタスの件について)それ以上調査することはなかった。我々はタイムキーパーと話をして、全てのデータを確認し、それで問題は解決した」
ボッタスが制裁を逃れた一方、今回のレースで別件によってペナルティを受けたドライバーがいる。ハースのロマン・グロージャンとケビン・マグヌッセンである。彼らはフォーメーションラップ中にチームの指示を受けてピットインし、ウエットタイヤからドライタイヤへと交換したが、このようにフォーメーションラップ中にドライバーを支援することは許されていない。
「2017年には、フォーメーションラップでチームがドライバーにどのようなコミュニケーションを行なうかを明確にした技術指令が出されており、これは『ドライバーは誰の助けも借りずにひとりでマシンを運転しなければならない』というスポーティングレギュレーション27.1条に関連している」とマシは言う。
「ふたりのドライバーはフォーメーションラップ中にタイヤを交換するようエンジニアから指示を受けたようだが、これは当時発行された技術指令では(フォーメーションラップ中に)許可されていないことである」
「本質的に言えば、フォーメーションラップ中にドライバーととれるコミュニケーションは、安全に関することのみだ。差し迫った安全上の問題であれば、コミュニケーションをとることができる」
また、レッドブルはアレクサンダー・アルボンのマシンが停まったグリッドをブロワーで乾燥させたとして調査を受けていた。スタート直前に雨が降った影響で路面が濡れていたため、マシはグリッドを意図的に乾燥させることがないようスタート前に注意を促していたが、証拠を確認した結果、「意図的に行なわれたものではない」としてお咎めなしとなった。
「このルールは数年前からあったものだ」とマシは言う。
「確かに私はレースのスタート前、皆にそのことを話したが、あくまでただの注意喚起であった。スチュワードが調査した結果、これ以上の措置は必要ないと判断された」
「我々は報告を受けて調査をしていたが、これに関してはきちんと調査をしたいと思っていた。何せとても異例なことだからね」
「彼らは何か(違反行為が)行なわれた訳ではないことを確認するために、適切な手順を踏んだ」
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