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分析

フェラーリ、第2戦に新型フロントウイング投入。パフォーマンス改善なるか?

フェラーリは、2020年のF1第2戦シュタイアーマルクGPに、新しいフロントウイングを持ち込んだ。当初チームは第3戦ハンガリーGPに新パーツを持ち込む予定だったが、これを1戦前倒しした格好だ。

Front wings of Charles Leclerc, Ferrari SF1000

Giorgio Piola

ジョルジョ・ピオラ【F1メカ解説】

Analysis provided by Giorgio Piola

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 2020年のF1開幕戦オーストリアGPでは、フェラーリ勢は大苦戦を喫した。特に予選では、セバスチャン・ベッテルがQ2敗退。シャルル・ルクレールも、なんとか10番手でギリギリQ3に進出できたという状態であった。

 ルクレールは乱戦を潜り抜け、なんとかレースで2位表彰台を確保したものの、予選最速タイムは2019年と比較して0.9秒も遅くなっていた。

 そのフェラーリは、第3戦ハンガリーGPに向けてアップデートパッケージを投入することを目指していた。しかしチームは開発スピードを早め、第2戦シュタイアーマルクGPに新デザインのフロントウイングを持ち込んだ。

 フロントウイング翼端板のフットプレートに作られるトンネルに、角ばり、平べったい形状を採用してきたフェラーリ。しかし今回持ち込まれたモノは、より丸みを帯びた形状になっていた。ただこの形状により、気流を引き抜くスピードが速くなると考えられる。

 なおこの新しいフットプレートは、後端は平坦になっており、上部に配置するフィンのサイズを大きくできるようにした。気流を上方および外側に向けるために後端につけられたリップは、同じままのようだ。

 また、スローコーナーでの過敏すぎる動きに対処するため、フロントウイングのフラップの形状にも微妙な変化が加えられているように見える。

フェラーリSF1000の新旧フロントウイングの比較

フェラーリSF1000の新旧フロントウイングの比較

Photo by: Giorgio Piola

 上の写真は新旧のフロントウイングの比較。下段が従来仕様、上段が新仕様である。新たなウイングのフラップの方が、翼端板の上部に取り付けられているように見え、そのねじれの度合いも緩やかになっている。

 昨年流行した、気流を外向きに向けるために、フラップの外側が低くなるデザイン。フェラーリは今年もこれを基本的には踏襲している。

 このデザインは、ウイングの内側でダウンフォースの大部分を発生させ、外側の部分でフロントタイヤの周囲に向かう気流を整えるのだ。ただ新しいデザインでは、外に向かう気流を変えるための処理のようだ。

 フェラーリは金曜日のフリー走行でこの新しいフロントウイングを試し、十分なステップアップを遂げることができたかどうかを確認することになるとみられる。

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