F1 アメリカGP

メルセデス、新フロントウイングが明らかに。アメリカGPで今季最後のアップデート導入

メルセデスは、F1アメリカGPで最後の大型アップデートを導入する予定だが、その一部であるフロントウイングを垣間見ることができた。

Matt Somerfield

Matt Somerfield

編集: 2022/10/21 16:55

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Mercedes W13 front wing detail

ジョルジョ・ピオラ【F1メカ解説】

Analysis provided by Giorgio Piola

 メルセデスは、F1アメリカGPで今季最後のアップデートを導入する。チームが週末の準備を進める中で、そのフロントウイングが一足先に明らかとなった。

 このウイングは、フラップがエンドプレートと合流するアウトボード部分のデザインが変更されただけでなく、フラップの間をつなぐフローダイバーターが興味深い形状をしている。

 これは各パーツがたわみ、フラップ間のギャップが離れ過ぎないようにするためにチームが使用を許可されているスロットギャップセパレーターのデザインを工夫したもののようだ。

 レギュレーションでは、フロントウイングの左右に8個のスロットギャップセパレーターを使用することが認められており、メルセデスはこれまで、上部の2つのフラップをつなぐために従来の馬蹄型セパレーターを3個、下部のフラップには残りの5個を使用していた。

 今回のウイングも、セパレーターの大まかな配置自体はそれほど変わっていないが、上部フラップの間に気流をマシン側面に導く”アウトウォッシュ”型のセパレーターが5つ装着されている。

 スロットギャップセパレーターが局所的な気流に影響を与えることは、多くのチームにとって新しいことではない。多くのチームが、気流をコントロールするために角度をつけてセパレーターを装着しているが、今回メルセデスが導入するセパレーターはそれらよりも明らかに堅牢であり、フロントタイヤ前面を流れる気流に影響を与える役割を担っている。

 このスロットギャップセパレーターのもうひとつの興味深い設計上の特徴は、フラップの表と裏に異なる角度で気流を流せるようなデザインになっていることだ。

 メルセデスは2016年のW07で、同じようなデザインのボーテックジェネレーターをフロントウイングに搭載したことがある。当時は今よりもフロントウイングのデザイン自由度が高く、フラップに直接デザインされていた。

Mercedes F1 W07 front wing detail, new strakes added to upper flap (arrow)

Mercedes F1 W07 front wing detail, new strakes added to upper flap (arrow)

Photo by: Giorgio Piola

 メルセデスは新しいスロットギャップセパレーターの利点を生かして、フロントウイングのアウトボードセクションのデザインを見直し、フラップの形状やエンドプレートへの接続方法を変更した。

 この部分でもっとも斬新なデザインを採り入れているメルセデス。新しいセパレーターと連動させられるよう、デザインを最適化する必要があるのは当然だろう。

Mercedes W13  front wing endplate detail

Mercedes W13 front wing endplate detail

Photo by: Giorgio Piola

 

 

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