フォード、レッドブル・パワートレインズとがっちりタッグ。2026年からアルファタウリにもPU供給
フォードはレッドブル・パワートレインズと提携。2026年から、レッドブルの姉妹チームであるアルファタウリも含めて支援していくことが明らかとなった。
写真:: Red Bull Racing
フォードは、2026年にレッドブル・パワートレインズのパートナーとしてF1に復帰することが明らかとなった。フォードはレッドブルの新車発表会に先立ち、F1復帰を発表。そしてレッドブルの2023年マシン『RB19』の発表会でレッドブルとの提携が明らかとなったのだ。
フォードとレッドブルの提携は以前から予想されていたことであり、motorsport.comは昨年12月にその可能性を報じていたが、アルファタウリに関する状況はあまり明確ではなかった。
現在、レッドブルとアルファタウリにパワーユニット(PU)を供給しているホンダ・レーシング(HRC)が2026年以降のF1参戦について関心を示しており、アルファタウリと契約する可能性があると噂されていたからだ。
しかし、2月3日にニューヨークで行なわれたレッドブルの新車発表会で、フォードとレッドブル・パワートレインズの提携が確認され、その契約がアルファタウリにも影響することが明らかとなった。レッドブル・フォード・パワートレインズとして、2026年から少なくとも2030年まで、その2チームにPUを供給することになっているという。
レッドブルとフォードは、350kWの電気モーターを搭載した次世代PUの開発に向けて、直ちに作業を開始する予定である。フォードは内燃機関の開発だけでなく、バッテリーセルや電気モーター技術、その他のソフトウェア要素などの分野でも支援を行なうことが予想される。
レッドブルのチーム代表であるクリスチャン・ホーナーは、フォードとのパートナーシップはチームの長期的な野望を大きく後押しするものだと考えている。
「このパートナーシップを通じて、フォードを再びF1に迎えることができるのは素晴らしいことだ」と彼は述べた。
「独立したエンジンメーカーとして、フォードのようなOEMの経験から恩恵を受けることができるのは、競争相手に対して有利に働く」
「フォードは、何世代にもわたるモータースポーツの歴史に彩られたメーカーである。ジム・クラークからアイルトン・セナ、ミハエル・シューマッハーまで、その系譜が物語っている」
「レッドブル・パワートレインズとして、その王朝の次の章をレッドブル・フォードとして開くことは、とてつもなくエキサイティングなことだ」
フォードの社長兼CEOであるジム・ファーリーは、「フォードがレッドブル・レーシングとともにF1に復帰することは、我々が企業として目指すところだ。つまり、ますます電気自動車、ソフトウェアで定義された車が増える中で、最新のマシンと経験を提供することに他ならない」と付け加えた。
「F1はイノベーションを起こし、アイデアや技術を共有し、何千万人もの新しい顧客と関わるための非常に費用対効果の高いプラットフォームとなるだろう」
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