収まらない新型コロナウイルス感染拡大……フォーミュラE、三亜ePrxの中止も検討?
WHOにより中国武漢市を中心とした新型コロナウイルスの流行に緊急事態宣言がなされた後、フォーミュラEは三亜ePrixの開催中止も選択肢の一つに入れているようだ。
写真:: Sam Bloxham / Motorsport Images
2019年末から中華人民共和国の武漢市で新型コロナウイルスによる関連肺炎が報告され、1月31日の時点で日本では14人の感染が確認されるなど、世界各地でも感染した例が見つかっている。
WHO(世界保健機関)は1月30日に新型コロナウイルス関連肺炎の発生状況が「国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態」に該当すると発表を行なった。
中国では3月21日にフォーミュラE三亜ePrixの開催が予定されているため、WHOの宣言は重要な分岐点になりうると考えられていた。しかし、現在レースの中止や延期などの決定は行なわれていない。
三亜ePrixが採ることのできる選択肢は変更なくレースを開催するか、開催時期の変更もしくは中止といったものになる。この中で開催時期の変更を選ぶ場合、ソウルePrixまたはジャカルタePrixとの入れ替えが可能だろう。ソウルePrixは5月3日、ジャカルタePrixは6月6日に予定されている。
しかしレース開催を延期した場合でも、新型コロナウイルスの流行が続く場合、依然として開催中止の可能性は残る。
そしてmotorsport.comの調べによると、三亜ePrixが中止となった場合、フォーミュラEはヨーロッパラウンドでのレースをひとつ追加する可能性があるようだ。7月に行なわれるニューヨークePrixにレース2を追加し4年連続の2レース開催にするのが、最も可能性の高い選択肢だと考えられる。
フォーミュラEはWHOの声明後に次のようにコメントしている。
「日々急速に変化する状況を注視しています」
「我々のスタッフ、そしてすべてのチャンピオンシップの参加者の健康と安全は最優先事項です」
「我々は状況の監視を続けており、FIA(国際自動車連盟)や現地のパートナーとともに適時決定を行ないたいと考えています」
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