富士スピードウェイが「煙のないサーキット」に。紙巻たばこ全面禁止、加熱式たばこ専用エリアを新設
富士スピードウェイは、フィリップ・モリスと共に「煙のないサーキット」プロジェクトを発足させ、サーキット内の紙巻たばこの喫煙を全面禁止することを発表。併せて加熱式たばこ専用エリアが新設されることが明らかとなった。
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Masahide Kamio
スーパーGT第8戦富士の開幕を目前に控えた11月26日(金)、富士スピードウェイ株式会社はフィリップ・モリス・ジャパン合同会社(以下:PMJ)と共に記者会見を開き、「煙のないサーキット」プロジェクトを開始することを発表した。
このプロジェクト開始に伴い、11月26日をもってサーキットのゲート内での紙巻たばこの喫煙は全面禁止に。その一方で、同日より加熱式たばこ専用エリアが関係者用も含め20ヵ所オープンする運びとなった。
PMJは企業ビジョンとして「煙のない社会」の実現を掲げ、将来的な紙巻たばこ販売からの撤退を表明している。またPMJはそれに伴い、大型施設や飲食店などにおける加熱式たばこ専用室導入のサポートも行なっている。
加熱式たばこは従来の紙巻たばこと違い、たばこの葉を燃焼させないため煙が発生せず、有害物質の発生も大幅に抑えることができるため、PMJも「より良い選択肢」として推奨している。
また、加熱式たばこへの切り替えは火災リスクの減少や受動喫煙の防止にも繋がるため、富士スピードウェイはより幅広い層の利用客が安心して楽しんでもらうことを目指し、「煙のないサーキット」への刷新に踏み切ったようだ。
PMJのエグゼクティブアドバイザーである井上哲氏は会見の中で、禁煙が難しい喫煙者に向けて「害の出る可能性が少ないもの、ベターチョイスに変えていただく、それがフィリップ・モリスの使命であり、社会的な課題です」とコメントし、「この取り組みを通じて、(富士スピードウェイを)快適でクリーンな場所として、世界にアピールできると思いますので、そのサポートをさせていただければ」と語った。
また今回はスペシャルゲストとして、元F1ドライバーであり、スーパーGTでGOODSMILE RACING & TeamUKYOの監督を務める片山右京も登壇。「革新的な取り組み。賛否両論あるかもしれないが、誰かがオピニオンリーダーにならないと前には進めないと思う。レースに関わる人が一旦立ち止まって考える、良い機会になると思う」と話した。
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