MotoGP サンマリノGP
Moto2王者ガードナー、わずか1年でシート喪失……「プロとして十分ではない」のKTM評価に憤り
2021年のMoto2王者レミー・ガードナーは、今季限りでシートを失うことになった。彼はKTM側から「プロとして十分ではない」と判断されたことに憤りを感じている。

Lewis Duncan
編集: 2022/09/04 6:14
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現在テック3・KTMからMotoGPに参戦中のレミー・ガードナーは、今季限りでそのシートを喪失することになったと認めているが、彼はKTM側の”プロとして十分ではない”という評価に憤りを感じている。
KTM陣営は2023年シーズンに向けたライダーラインアップを確定させつつあり、6月にはファクトリーチームにジャック・ミラーが加入すること、8月にはテック3のライダーとして、ポル・エスパルガロが加入することを発表。これで残るシートはテック3のひと枠のみとなった。
現テック3のラウル・フェルナンデスはRNFへの移籍が決定している一方で、レミー・ガードナーはそれ以前から残留が難しいのではないかと見られていた。
そうした憶測は正しかったようで、ガードナーはオーストリアGPの際にKTMから”お荷物”だとみなされていることが伝えられたと、第14戦サンマリノGPで明かした。
ガードナーは昨年のMoto2王者としてMotoGPクラスにステップアップ。ここまで9ポイントを獲得しており、これはチームメイトのフェルナンデスよりも優れた成績となっている。しかしKTM側から”プロフェッショナルとして十分ではない”と評価され、1年でMotoGPクラスのシートを失うことになってしまった。彼はメディアに対し、この決定に「心を砕かれた」と語っている。
サンマリノGPでmotorsport.comの姉妹媒体であるAutosportの独占取材に応えたガードナーは、KTMのマシンに適応しようとする自身の努力が、KTM側からは決して”十分”とは映らないのだと話した。
将来に関して尋ねられたガードナーは「来年、僕はここには居ないだろう。ノーだ」と答えた。
「僕は”プロフェッショナルとして十分じゃない”と言われたんだ。(KTMからは)何の説明もなかった」
「怪我やいろいろなことから、大変な時期を過ごしてきたけど、厳しい仕事もたくさんこなしてきたんだ」
「でもそうだね。よくわからないけど、それで十分だとは決して見られていなかったということみたいだ」
「僕はMotoGPで常に100%の力を注いできたし、モチベーションを上げてプッシュしてトライし続けていた。僕自身、前進していると感じられていたんだ」
「それで、オーストリア戦に入ると土曜午後に『すまない。来年君をここで迎えることはできない』と伝えられたんだよ」
Remy Gardner, KTM Tech3
Photo by: Gold and Goose / Motorsport Images
KTMの若手育成に沿って、ここまでステップアップしてきたガードナー。しかしMotoGPクラスにステップアップしても、数年でその関係が破綻する例がKTM陣営の中で続いている。
チームメイトのフェルナンデスもその一例であるし、昨年までテック3に所属していたイケル・レクオナも早期にシートを失い、KTMの若手育成に対するアプローチを批判していた。
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ガードナーもKTMの若手ライダーへのアプローチに問題があるのかと尋ねられると、彼は「そう見えるね」と答え、更に次のように続けた。
「過去の事例を見れば、僕が何かを言う必要はない。あなた方がすべきはこれまでの数字を見ることで、その数字が(問題があるかどうかを)教えてくれる」
なおガードナーの来シーズン以降の去就については、まだ判明していない。ただ本人はテストライダーなど、レースに出場できない形ではMotoGPに留まりたくはないと語っており、他のシリーズなどに活躍の場を見出すことになるだろう。
将来に関して尋ねられたガードナーは「まだ分からないんだ」と、答えた。
「確かに、いくつか選択肢はある。でもパコ(サンチェス/マネージャー)が、決定を下すためにベストな選択肢を探してくれている」
「現時点ではまだ決まったことはない。もし僕が5歳ほど老けていたら、そういうの(テストライダー)も良かったかもしれないけどね」
「でも残念ながら、僕は24歳だし、まだまだ若いし世界選手権にも出場している」
「さっきも話したように、もし5歳ほど歳を食っていたら引退していただろう。でもまだ僕は若いし、速さもあるんだ」
「(Moto2のタイトルを獲得した)昨年から今年にかけて、バイクの乗り方を忘れたわけじゃない。僕は昨年、世界チャンピオンを勝ち取っているし、まだ歳もとっていない。だからまだかなり速さがある。どこでレースをするかは分からないけど、どこかでレースをしていくつもりだ」
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