「”トロロッソ”優勝者クラブへようこそ」ベッテルがガスリー初勝利を祝福
アルファタウリ・ホンダのピエール・ガスリーは、イタリアGPで勝利を収めた後に現フェラーリのセバスチャン・ベッテルから電話をもらい、元トロロッソであるチームの「優勝者クラブへようこそ」と歓迎されたと明かした。
写真:: Mark Sutton / Motorsport Images
先週行なわれたF1イタリアGPを制したのは、アルファタウリ・ホンダのピエール・ガスリーだった。ガスリーは戦略とセーフティカーのタイミングなどを味方につけ、大金星となる勝利を収めたのだ。
この勝利は、チームにとっては通算2勝目である。同チームは、まだチーム名がスクーデリア・トロロッソだった時代の2008年、セバスチャン・ベッテルのドライビングによって初優勝を挙げたのだった。当日は大雨だったものの、舞台は奇しくも今回と同じ、モンツァ・サーキットであった。
勝利を手にしたことで、ガスリーにはレッドブル昇格の噂が高まっている。そのため彼には、レッドブルのモータースポーツ・アドバイザーであるヘルムート・マルコは今回の勝利についてどう反応したのか……そんな質問が多く浴びせられた。
これについてガスリーは、次のように語った。
「今回のことについて、色んな話をする時間は本当になかった。でもヘルムートはモンツァで僕を祝福してくれたし、メッセージも送ってくれた。クリスチャン(ホーナー/レッドブルのチーム代表)も、同じようにメッセージをくれたんだ。どちらも、僕の成功を本当に喜んでくれていた」
「将来に向けて何が変わるのか、それについては本当に考えていたいんだ。彼らとも、まだ何も話し合っていない。でもトロロッソ時代も含め、このチームで勝ったのはふたりだけだ。月曜日にセブ(ベッテル)が僕に電話してきたようにね。彼は2008年にトロロッソで初勝利を収め、その後みなさんもご存知のとおり、レッドブルと共に4回のタイトルを獲得した」
「このチームの”優勝者クラブ”に参加することができ、本当に嬉しく思っている。そして、将来どんなチャンスがあるのか、見極めたい。でも現時点では、アルファタウリ、そしてチームと共に勝利を祝うためだけに、この瞬間を使いたいと思っている」
「年末までには、まだまだたくさんレースがある。そして、とても高いレベルのパフォーマンスを実現しなければいけない。現時点ではそのことに集中している」
ガスリー曰く、勝利を手にしたことによって、日々のスケジュールが大きく変わったという。しかし、トスカーナGPへの準備について「大きな懸念はない」と断言した。
「F1に優勝すること、特に初優勝だと、多くの誘惑があり、精神的には結構厳しいモノなんだということに気付いた。そう言わなければいけないだろうね」
そうガスリーは語った。
「隠すこともないと思うけど、非常に激しいモノだった。立ち止まって、何が起きたのかを理解する時間すらなかったんだ。でも、一生に1回だけのことだ。僕にはやらなきゃいけないことがあるし、それが僕の仕事……今週末、再びパフォーマンスを発揮するのが僕の仕事なんだ」
「それはよく理解している。僕は全ての準備をこなした。とても忙しかったけど、月曜日、火曜日、水曜日と、懸命にトレーニングした。だから今週末に向け、完全に準備が整っていると感じている」
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