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ジョビナッツィ、アルファロメオの戦略を批判「完全に間違っていた」来季の残留未定も、不満爆発

アントニオ・ジョビナッツィは、メキシコGPで11位に終わり、アルファロメオの戦略が完全に間違っていたと語った。

Antonio Giovinazzi, Alfa Romeo Racing C41

写真:: Mark Sutton / Motorsport Images

 F1メキシコGPを11位で終えたアントニオ・ジョビナッツィは、アルファロメオの戦略が間違っていたと批判した。

 11番グリッドからスタートしたジョビナッツィは、1周目に素晴らしい走りを見せ、前方のアクシデントを回避して6番手までジャンプアップした。セーフティカー明けのリスタートではポジションをひとつ落としたものの、ピットインするまでは7番手を維持していた。

 しかし16周目、アルファロメオはリヤタイヤに苦しんでいたジョビナッツィをピットに入れることを決断した。ジョビナッツィは1周目に接触して後方に下がっていたダニエル・リカルド(マクラーレン)やバルテリ・ボッタス(メルセデス)の後ろでコースに復帰した。

 ところが、リカルドやボッタスがレース後半にピットインするまでの間、ジョビナッツィはふたりに詰まってしまう形となり、ニュータイヤのアドバンテージを活かすことができなかった。

 アルファロメオは、リカルドとボッタスのペースを計算違いしていたと認めている。彼らの前を走っていたランス・ストロール(アストンマーチン)が早い段階でピットストップした後、彼らがスピードアップすると考えていたのだ。

 レース後には無線で「みんな、素晴らしい戦略をありがとう」と語ったジョビナッツィだが、結果的にグリッド位置と同じ11位でフィニッシュしたことを考えると、このメッセージは皮肉以外の何物でもないだろう。

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 チームメイトのキミ・ライコネンは8位に入賞したものの、ウイリアムズとコンストラクターズランキング8番手争いをするチームにとっても、この取りこぼしは致命的だと言える。

 ジョビナッツィは「今回は2台のマシンでポイントを獲得するチャンスがあっただけに、本当にがっかりしている」と語った。

「でも、僕のほうは戦略が完全に間違っていた。早すぎるピットインだったが、それ自体が問題だったとは思わない。問題は、ピットアウトしたときにトラフィックに巻き込まれてしまったことだ」

「戦略がうまく機能しなかったんだ。だから、本当にがっかりだ」 
「もしキミが8位のままで、僕が7位だったとしたら、チームは可能な限り多くのポイントを得られたはずなので、とても残念だ。これは自分自身にとっても非常に辛い。でも、これが現実なんだ」

「1周目は素晴らしかったが、最終的には何の役にも立たなかったんだ。それだけに、この状況には失望したよ」

 チーム代表のフレデリック・バスールは、チームに誤算があったことを認めた。

「予選では全体的に好調だったことは確かだ」とバスールはmotorsport.comに語っている。

「スタートがうまくいって、クラッシュも避けられ、6番手と9番手を走っていた」

「ペースはOKだったが、戦略上の選択をした。リカルドとボッタスのペースには非常に驚かされたが、彼らの後ろでスタックしてしまった」

「正直なところ、この段階では愚かな戦略ではなかった。だがそれは機能しなかった。リカルドとボッタスがあれほど遅いとは思っていなかったんだ。少なくともキミのおかげで、ポイントを獲得できた」

 現在、アルファロメオはウイリアムズに12ポイント差をつけられている。アルファロメオの総獲得ポイントが11であることを考えると、残り4レースでその差を詰めるのはかなり難しいだろう。

 それだけに、バスールは自分たちがウイリアムズと違い、チャンスを逃していることを認めた。

「純粋なパフォーマンスという点では、我々は一歩前進した」と彼は語った。

「週末がうまくいっているときは、しっかりとポイントを獲得することができる。今シーズンを振り返ると、あまりにも多くのチャンスを逃している」

「ブダペスト(ハンガリーGP)では調子が良かったのに、クラッシュのせいでポイント圏外になり、ウイリアムズはポイント圏内に入ってしまったんだ。シーズン最高の予選(ライコネン13番グリッド、ジョビナッツィ14番グリッド)だったのに、クラッシュで前に出られてしまった。ウイリアムズのように2列後ろからスタートした方が良かったかもしれない!」

「スパ(雨でハーフポイント成立となったベルギーGP)のストーリーも書き換えることが出来たはずだ。(ウイリアムズのジョージ)ラッセルが2位に留まっていたかどうかは分からないが、我々にとって良いチャンスだったかもしれない」

「でも、集中していこう。ソチでは4ポイント、ここでも4ポイントを獲得した。あと4レースある。何が起こるか見てみよう」

 アルファロメオは、来季に向けて唯一、未確定のシートが残っているチームだ。ライコネンが引退し、メルセデスからボッタスが加わるが、そのチームメイトは未発表でありジョビナッツィの残留は不透明だ。

 今回、チームに不満を爆発させたジョビナッツィ。前戦トルコGP来季に向けたアピールのチャンスを逃したことにフラストレーションを感じたのか、それともすでにチームとの関係悪化を気にする必要がなくなったのか……。

 アンドレッティ・オートスポートによるチーム買収交渉が失敗に終わり、チームの状況はよりシンプルになった。バスールは次戦ブラジルGP以降にドライバーの発表を行なう可能性が高いとしているが、果たして誰がボッタスのチームメイトになるのだろうか。

 
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