グレシーニ・レーシング、2022年以降もMotoGP継続へ。アプリリアからは離脱
ロードレース世界選手権MotoGPクラスに参戦するグレシーニ・レーシングは、2022年以降も同クラスに参戦するが、アプリリアのワークスチームとしての立場は取らないことを明かした。
Lorenzo Savadori, Aprilia Racing Team Gresini
Gold and Goose / Motorsport Images
12月14日、ロードレース世界選手権MotoGPクラスに参戦するグレシーニ・レーシングが、2022年以降の継続参戦でIRTA(国際ロードレースチーム協会)と合意したと発表した。同時に、グレシーニ・レーシングは2022年からアプリリア以外のメーカーのマシンを使用し、インディペンデントチームとして参戦するとも明かした。
グレシーニ・レーシングは1997年から最高峰クラスに参戦。それ以来14勝と41回の表彰台を獲得している。
そのグレシーニ・レーシングとアプリリアの関係は、グレシーニ・レーシングがホンダ陣営を離脱したあとの2015年から開始。分類はインディペンデントチームながら実質的にはアプリリアファクトリーチームという形で参戦を続けてきた。
そして、グレシーニ・レーシングは2022年以降の参戦にあたって、アプリリアの代表チームとしての立場ではなく、インディペンデントチームとして参戦するとした。
「2022年から5年間のMotoGP参戦というIRTAとの合意を発表でき嬉しく思う」
チームを率いるファウスト・グレシーニはそう語った。
「我々がアプリリアのファクトリーチームを代表するということはもう無い。我々はインディペンデントチームとして同様の意思とコミットメントで活動を続けていく」
「やるべきことは多く、決め事や伝えるべきことがたくさんある。当然、我々は既にこの大きなプロジェクトに着手しているし、詳細を少しずつ明かしていくことになるだろう」
現在のMotoGPクラスのインディペンデントチームで2022年以降の参戦契約を正式に認めたのはグレシーニ・レーシングが初だ。また、メーカーではKTMが2022年以降の参戦で合意している。
グレシーニ・レーシングの2022年以降の使用メーカーは、2021年時点でのドゥカティ6台、KTMホンダ、ヤマハが4台という状況を考えると、サテライトチームを持たないスズキと手を取る可能性も考えられる。
ただエスポンソラマ・レーシング・ドゥカティ(旧アビンティア)などは2022年以降の参戦は無いと明言するなど、グリッド上の参戦チームにも変化が予想されているため、インディペンデントチームの使用メーカーにシャッフルが生じる可能性も残っている。
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