速報ニュース

F1

ハミルトンの成功はマシンのおかげ……7度目タイトルでこの論調に終止符が打たれる?

かつてメルセデスで技術責任者を務めたパディ・ロウ曰く、ルイス・ハミルトンは7度目のタイトルを獲得したことで、その成功がマシンによるものではなくドライビングの才能によるものであることを証明したという。

Jonathan Noble

Jonathan Noble

編集: 2020/11/20 10:52

Copy link

Facebookでシェアする

Twitterでシェアする

WhatsAppでシェア

Linkedinでシェアする

Pinterestでシェアする

Viberでシェア

Google検索でmotorsport.comをお気に入り登録

Lewis Hamilton, Mercedes-AMG F1, 1st position, with his trophy

 メルセデスのルイス・ハミルトンは、F1トルコGPで貫禄の勝利を収め、ミハエル・シューマッハーに並ぶ歴代最多タイの7度目となるドライバーズタイトルを獲得した。なお、彼は既に優勝回数とポールポジション回数ではシューマッハーを上回り歴代単独トップとなっている。

Read Also:

 ただ2014年以降はメルセデス自体がF1において圧倒的な強さを誇っていることから、ハミルトンの成功は純粋な能力以上に最高のマシンに乗っていたことが関係しているのではないか、という意見もある。

 しかし、かつてマクラーレンやメルセデスで技術責任者として活躍したパディ・ロウは、ハミルトンが残した功績が余りにも大きいため、彼の才能を疑う余地はないと考えている。

 またロウは、ドライバーの力量が大きな影響を与えるレース、マシンの速さが大きな影響を与えるレースがそれぞれ存在するとしながらも、ハミルトンのキャリア全体を見れば、彼に人並外れた才能があることが一目瞭然だという。

「トルコのレースでは、彼が違いをもたらしたのは明らかだった」とロウは語った。

「もちろん、メルセデスは良いマシンだ。しかし彼のチームメイトや、あのレースを戦っていた他の偉大なドライバーたちと比べると、彼は完璧なパフォーマンスを発揮していた」

「私としては、仮にあのレース(での勝利)が100%彼の力によるものではないとしても、間違いなく90%台後半は彼の力だ」

「彼のこれまでのキャリアや7回のワールドタイトルを考えれば、チームが素晴らしいマシンを作ってきたことだけを評価する訳にはいかない。ルイスのように14シーズンのキャリアの大半でトップレベルのマシンに乗っていたとしても、7回チャンピオンを獲得したのであればそれは彼のドライビングのおかげだ」

「特定のシーズンをピックアップして『あの年は楽勝だった』などと言うことはできる。しかし彼らにとっては、全てが楽勝ではなかったと思う。安定性などあらゆる面が関係している」

「自らの才能がチャンピオン獲得に大きく貢献した偉大なドライバーはたくさんいる。しかし7回もチャンピオンを獲るには、特別な安定性が必要なんだ」

 ロウによると、ハミルトンがライバルよりも優れているのは、その労働意欲の高さ、そして決して油断することなく、常に何かが起こると予想していることだという。

 アイルトン・セナ、ミカ・ハッキネン、デイモン・ヒル、ナイジェル・マンセルなど、多くの偉大なドライバーと仕事をしてきたロウだが、それらのドライバーにない部分が、ハミルトンにはあると語る。

「何度もチャンピオンを獲得するために、毎年毎年そこに留まり、努力し続けるという粘り強さを持ったドライバーは、彼らの中にはいない」とロウ。

「ルイスの特徴はそこにある」

「彼はそれをするために大きな犠牲を払ってきた。F1キャリアに専念するために、人生の選択という意味で犠牲を払ってきたんだ。そして同じチームに留まるという一貫性もある」

「人々は、彼が14年のF1キャリアの中での勝利のほとんどをメルセデスで挙げていると言うが、彼は2チームでしかドライブしていない。そこを考えてほしい。そこには一貫性や忠誠心、人間関係のマネジメントなど、あらゆる要素が含まれている」

「同じチームに留まり、チームと共にパフォーマンスを構築し、結果を残す。これには関係性を維持することが求められる。これもまた、長期的な成功を実現するためのパッケージの一部なのだ」

 

Read Also:

あなたの意見が聞きたい!

Motorsport.comで何を見たいですか?

5分間のアンケートにご協力ください。

- Motorsport.comチーム

コメントを読んで投稿する

関連ニュース :

記事をシェアもしくは保存

Copy link

Facebookでシェアする

Twitterでシェアする

WhatsAppでシェア

Linkedinでシェアする

Pinterestでシェアする

Viberでシェア

前の記事 ニッサニー、バーレーンGPのFP1に出走へ。アブダビのルーキーテストにも参加

次の記事 最終周のミスで表彰台を逃し、落ち込むルクレール……ベッテル「彼の将来には無関係」

Top Comments

コメントはまだありません。 最初のコメントを投稿しませんか?

View More & Comment

More from

Jonathan Noble



大きく前進を果たせなければ、F1タイトル5連覇は目指せない……フェルスタッペン、レッドブルに警鐘鳴らす

F1

F1 2024/12/29

大きく前進を果たせなければ、F1タイトル5連覇は目指せない……フェルスタッペン、レッドブルに警鐘鳴らす



ハミルトンのメルセデスF1最終年度での苦戦、その原因は? エンジニアリング統括が明かす

F1

F1 2024/12/27

ハミルトンのメルセデスF1最終年度での苦戦、その原因は? エンジニアリング統括が明かす



僕にできることはある……ボッタス、“最悪のシナリオ”でF1シート喪失も闘志は消えず。酒の勢いで始めたおバカ挑戦で再認識

F1

F1 2024/12/25

僕にできることはある……ボッタス、“最悪のシナリオ”でF1シート喪失も闘志は消えず。酒の勢いで始めたおバカ挑戦で再認識

More from

ルイス ハミルトン



フェラーリ、F1初開催マドリンクで事前に走行も「ほとんどアドバンテージはないだろうね……」

F1

F1

スペインGP

3 時間前

フェラーリ、F1初開催マドリンクで事前に走行も「ほとんどアドバンテージはないだろうね……」



イタリアGPでのバトルでピリつくフェラーリ内……ルクレールの元同僚サインツJr.「僕たちの時はいつもふたりの間で解決していた」

F1

F1

スペインGP

7 時間前

イタリアGPでのバトルでピリつくフェラーリ内……ルクレールの元同僚サインツJr.「僕たちの時はいつもふたりの間で解決していた」



フェラーリ、ハミルトン優先判断は近い?? モンツァでのトラブルは「良くなかった」とチーム代表認める

F1

F1

イタリアGP

1 日前

フェラーリ、ハミルトン優先判断は近い?? モンツァでのトラブルは「良くなかった」とチーム代表認める

最新ニュース



角田裕毅、マシントラブルで新サーキットでの貴重な走行時間失う。メルセデスが盤石1-2体制|F1スペインGPフリー走行1回目

F1

F1 F1

スペインGP

1 時間前

角田裕毅、マシントラブルで新サーキットでの貴重な走行時間失う。メルセデスが盤石1-2体制|F1スペインGPフリー走行1回目



クアルタラロ、ヤマハとの亀裂は修復へ。サンマリノGP前に話し合い実施「適切じゃない言葉使いだったかも」

MotoGP

MGP MotoGP

サンマリノGP

2 時間前

クアルタラロ、ヤマハとの亀裂は修復へ。サンマリノGP前に話し合い実施「適切じゃない言葉使いだったかも」



更迭が噂されるオコン、しかし自身の能力に自信「問題は僕にあるわけじゃない……チームもそれを分かってる」

F1

F1 F1

スペインGP

2 時間前

更迭が噂されるオコン、しかし自身の能力に自信「問題は僕にあるわけじゃない……チームもそれを分かってる」



フェラーリ、F1初開催マドリンクで事前に走行も「ほとんどアドバンテージはないだろうね……」

F1

F1 F1

スペインGP

3 時間前

フェラーリ、F1初開催マドリンクで事前に走行も「ほとんどアドバンテージはないだろうね……」

Subscribe and access Motorsport.com with your ad-blocker.

フォーミュラ 1 から MotoGP まで、私たちはパドックから直接報告します。あなたと同じように私たちのスポーツが大好きだからです。 専門的なジャーナリズムを提供し続けるために、当社のウェブサイトでは広告を使用しています。 それでも、広告なしのウェブサイトをお楽しみいただき、引き続き広告ブロッカーをご利用いただける機会を提供したいと考えています。

次の 2 つのオプションがあります。

購読中 すでに購読していますか? ここからサインインします

広告ブロッカーを無効にしましたか?
ページをリロード

お知らせの管理

登録