ハミルトン、新車W14に初めて乗った時に”弱点と課題”を認識「僕らはまだ、望んでいたようなポジションにはいない」
メルセデスのルイス・ハミルトンは、シェイクダウンで2023年用のニューマシン『W14』を最初にドライブした時から、チームが直面するであろう課題を認識していたと語る。
Lewis Hamilton, Mercedes F1 W14
Zak Mauger / Motorsport Images
2023年のF1がついに開幕するが、メルセデスのルイス・ハミルトンは、今季マシン『W14』を初めてドライブした時から、課題を認識していたと語った。
ハミルトンはニューマシンW14について、昨年マシン『W13』で悩まされたポーパシングやバウンシングが解消したため、状況ははるかに良くなったと評価した。しかしながらハミルトンは、課題に直面する可能性を認識しているという。
「マシンを初めてドライブした瞬間から、自分たちがどのにいるのか、そして直面するであろう課題も分かっていた」
そうハミルトンは語った。
「ポジティブなことは、今年はバウンシングがないということだ。これは大きなプラスだ」
「バウンシングが、非常に多くのことを覆い隠していた。その間に、問題が何なのかを理解しようとしても、何が起きたのかを理解するのが難しかった。でも、今はそれがないんだ」
「そして今、僕らは純粋なパフォーマンスだけに集中することができた。だから僕は、チームの全員の集中力と勇気を見て、大いに励まされた。彼らは、僕らをトップに戻すことに集中してくれているんだ」
「でも、当然のことながら、僕らはシーズン開始時に望んでいたような場所にはいない」
「とはいえこのチームは、複数回チャンピオンになっているチームだし、そういう経験を持つ人たちのグループだ。だから、僕は彼らを信じている」
チームメイトのジョージ・ラッセルは、開幕戦にかなり自信を持って臨んでいる。それと同じくらい自信があるかと尋ねられたハミルトンは、次のように語った。
「現時点で僕なら、ああいう言葉は使わないだろう」
そうハミルトンは言う。
「しかしこの3日間を走った人なら誰でも、自分の立ち位置、そしてどのツールを使って仕事をしなければならないのか、理解しているはずだ」
「そして当然のことながら、今後の課題をより理解して、開幕戦を迎えていくことになる」
「データを消化するためには、本当に有益な日が数日あったと思う。僕は毎日チームと電話で話をし、深く掘り下げていった」
「僕らが持っている情報からできる限りの準備を整えてこの日を迎えられるように、チームの全員が取り組んでいる。僕らにはまだ課題がある……良い課題が待ち受けているんだ」
メルセデスはテストでは、シーズン全体を見据え、より大きなダウンフォースを発生させるリヤウイングを使っていた。しかし開幕戦バーレーンGPには、よりサーキットに最適化されたリヤウイングを持ち込んでいる。それにより、パフォーマンスが向上することが期待される。
「今回持ち込んでいるモノに関して言えば、僕らには試す予定のウイングがある。このサーキットにより適したモノになることを願っているよ」
そうハミルトンは語った。
「でも、それで全てが変わるとは思わない。でもうまくいけば、僕らは正しい方向に押し進めてくれるだろう」
「どのチームでもそうだと思うけど、調べるべきデータがあった。クルマのセッティングをどうすればいいか、そしてマシンの弱点はどこなのかということについて、確実に理解を進めることができたはずだ」
「そういうのが今すぐ修正されることはないと思う。でも、ファクトリーで働いてくれているみんなの力も借りて、できるだけ早く修正できるよう集中している」
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