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ルイス・ハミルトン、サッカー名門”チェルシー”買収に投資か?

メルセデスのF1ドライバーであるルイス・ハミルトンが、名門フットボールクラブであるチェルシーの買収に乗り出す可能性が出てきたようだ。

Lewis Hamilton, Mercedes-AMG

写真:: Steve Etherington / Motorsport Images

 7度のF1王者であるルイス・ハミルトン(メルセデス)は、プレミアリーグの名門フットボールクラブ”チェルシーFC”の所有権獲得に入札するコンソーシアムに、多額の投資を行なう可能性があるようだ。

 この計画は、英航空会社ブリティッシュ・エアウェイズの元会長で、プレミアリーグのリバプールでも会長を務めたことがある英国人実業家のマーティン・ブロートンが進めているモノだ。

 チェルシーは、2003年にロシアの新興財閥(オリガルヒ)のひとりであるロマン・アブラモビッチがオーナーに就任したが、ロシアのウクライナ侵攻をきっかけに彼の資産は凍結されてしまった。その一部であるチェルシーも様々な制限を受けている。

 チェルシーの買収に成功した者には、クラブのインフラ、アカデミー、女子チームへの10億ポンドの投資を保証するようすべての利害関係者に求められているが、それでも買い手は引く手あまたの状態であり、ブロートンのプロジェクトもそのひとつだ。

 4月21日の『Sky』の報道によると、ハミルトンはテニス界のスーパースターであるセリーナ・ウイリアムズと共に、ブロートンのコンソーシアムに投資を行なうという。

 この買収が実現した場合、ハミルトンは”物言わぬパートナー”になるのではなく、チェルシーの多様性、公平性、包括性を促進するための今後の取り組みにおいて正式な役割を担うことになるとも言われている。

 チーム売却の手続きはアメリカの銀行、レイン・グループが行ない、今月末には優先候補が選ばれる見込みだ。

 チェルシーの売却額は25億ポンド(約4184億円)にも上る。制裁の影響もあり、チェルシーを買収する場合は、イギリス政府の承認が必要となり、クラブには新たな営業許可証が発行されるようだ。

 この件に関して、ハミルトンにコメントを求めたものの、すぐに回答を得ることはできなかった。しかし今週末のエミリア・ロマーニャGPで、この報道について彼が質問されることはほぼ間違いないだろう。

 
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