メルセデス、完全復活近し? アップデートでマシンが”劇的”変化「反応が明らかに違う」
ルイス・ハミルトンは、スペインGPでのアップデートによって問題の多くが解消されたことで、メルセデスがF1のトップに返り咲くための道を歩んでいると感じているようだ。
Lewis Hamilton, Mercedes W13
Andy Hone / Motorsport Images
メルセデスは、F1第6戦スペインGPにアップデートを持ち込んだが、この効果はかなり大きかったようだ。FP2で2番手となったジョージ・ラッセル、3番手のルイス・ハミルトン共にポジティブなコメントをしている。
今季序盤からポーパシングに苦しみ、ポテンシャルを発揮できていなかったメルセデス。第5戦マイアミGPには新たなフロントウイングを持ち込み、ラッセルがFP2でトップタイムをマークしたものの、ドライバーたちからはその効果を疑問視する声が挙がっていた。
フロアなどをアップデートしたスペインGPではドライバーふたりが揃ってFP2で上位に食い込んだ。トップだったシャルル・ルクレール(フェラーリ)とのタイム差も、3番手のハミルトンで0.204秒と大きくなかった。
あくまでフリー走行であり、タイム差は参考程度にしかならないが、今回はドライバーからもポジティブなコメントが出ている点が、メルセデスにとって明るい兆しだと言える。
ふたりは、マシンのフィーリングが変化したこと、ポーパシングがほとんど無くなっていることにほぼ満足しているようだ。
「ポジティブだよ、うん。進歩に関してはスーパーハッピーだ。だから、あきらめずにプッシュし続けてくれたファクトリーのみんなに、大大大大感謝を捧げるよ」
セッション終了後、ハミルトンはそう語った。
「まだ僕たちは最速ではないけれど、これからだと思う。ストレートでバウンドせずに走れたのは初めてだ。まだいくらかバウンドするけど、ずっといい感じだよ」
「今回は(マシンの)限界が違うんだ。明らかに、ストレートでポーパシングが起きていない。それは素晴らしいことだ。でもコーナーではまだ少し残っていて、最終的にはそれを解決しなければならない」
ラッセルは、残っている小さな問題の解決には時間がかかるため、スペインGPでは解決できないと考えている。
「クルマの反応が明らかに違うんだ」
「おそらく解決策は用意されているだろうが、今週末に即座に実行できるようなものはないだろう」
「僕たちは予選やレースに向けて、良いバランスのセットアップを見つけようとしている。でも、僕たちは良いところにいるんだ」
ハミルトンも、まだ全ての問題を解決できる状態ではないことに同意したが、少なくともチームが正しい方向に進んでいると確信している。
「まだマシンはタフだけど、以前よりずっといい感じになってきた」
「明日に向けてもっといい状態に持っていけると思う。だから、前を走る人たちのヒールに食らいつけることを願っている」
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