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ハミルトン、欠場中の”いつもの”レースエンジニアにセッティングのアドバイス求める

メルセデスのルイス・ハミルトンは、メキシコGPの予選前にいつものレースエンジニアであるピーター・ボニントンに連絡を取り、セッティングに関するアドバイスを受けたという。しかしその一方で、ボニントンの代役を務めるマーカス・ダドリーの仕事ぶりを賞賛する。

Lewis Hamilton, Mercedes AMG F1

Lewis Hamilton, Mercedes AMG F1

Jerry Andre / Motorsport Images

 ルイス・ハミルトンはメルセデス加入以来、レースエンジニアのピーター・ボニントンと二人三脚で歩んできた。そして4回のドライバーズタイトルを獲得するなど、大成功を収めた。

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 しかし今回のメキシコGPと次戦のアメリカGPは、ボニントンは個人的な医療処置を受けるために欠場。その代役として、通常はパフォーマンスエンジニアを務めているマーカス・ダドリーがレースエンジニアを務め、ファクトリーのレースサポートチームを率いるドム・リーフシュタールがパフォーマンスエンジニアを務めている。

 いつもの”右腕”がいないことについてmotorsport.comに尋ねられたハミルトンは、ジョーク混じりに次のように語った。

「彼は自宅のソファで退屈していたからね。連絡を取り合ったんだ」

「ボノ(ボニントンの愛称)と僕は、7年間一緒に働いてきた。これは最も長いエンジニアとの付き合いだ」

 そうハミルトンは話した。

「だから今週末は、間違いなく不思議な気分だ。僕らは一緒に多くのことを経験し、多くのことを成し遂げてきたんだから。彼の精神はここにあるよ。彼は先週、マーカスと懸命に働いたんだ。マーカスは今週末、ドムと一緒に素晴らしい仕事をしてくれている」

「彼らはふたりとも、本当に積極的に物事に取り組んでくれている。本来ならば神経質になり、重責に押しつぶされそうになるかもしれない。でも彼らは、その役割を引き受けてくれた」

 実際には、ボニントンはファクトリーでレースサポートチームと共に働いているのだという。

「ボノとは密に連絡を取っている。予選の前にも、彼にメッセージを送ったんだ。セッティングについて話しただけだけどね」

 ハミルトンは、ボニントンのような気心知れた存在とレース中にコミュニケーションできるのは、非常に重要なことだと語る。ボニントンがハミルトンに対し、レース中の重要な場面で「さぁ、ハンマータイムだ」と指示するのは、あまりにも有名。現在のF1の中で特に知られている無線交信のひとつである。

「良い関係性を築くのは重要だし、コミュニケーションは本当に重要だ」

 そうハミルトンは語る。

「僕ら全員にとって、プレッシャーは計り知れない。そして、僕に話す1番目の人物になるのは、間違いなく簡単なことではないんだ」

「ボノはそれを本当にうまく管理していた。そしてマーカスはそこに飛び込んできた。僕はすぐにプレッシャーをかけるようなことはしないけど、当然プレッシャーがかかる環境だ」

「でも彼は、それをうまくこなしているように見える」

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