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FIA会長も、スプリント週末のFP2に疑問「チームにとっては有益だが、”ショー”としては意味がない」

FIAのジャン・トッド会長は、F1のスプリントレース週末における次の問題は、土曜日午前に行なわれるFP2であり、ショーを台無しにする可能性があると語った。

Sergio Perez, Red Bull Racing RB16B, Robert Kubica, Alfa Romeo Racing C41

Sergio Perez, Red Bull Racing RB16B, Robert Kubica, Alfa Romeo Racing C41

Mark Sutton / Motorsport Images

 F1は今季、レースフォーマット改善のための試みとして、全3レースでスプリント予選レースを実施するフォーマットを試すことを決めており、すでにイギリスGPとイタリアGPでこれが実施された。現時点では、ブラジルGPで3回目が実施される予定となっている。

 このフォーマットについてはファンから賛否両論あるものの、FIAのジャン・トッド会長は最も不可解なことのひとつとして、金曜日のノックアウト予選と、土曜日のスプリント予選レースの間にフリー走行(FP2)が行なわれることを挙げている。

 金曜日のノックアウト予選に出走した時点でパルクフェルメ規定が適用され、チームはマシンのセットアップを大きく変更することができなくなる。そのためFP2では、スプリント予選や決勝に向けて、各チームはロングラン中心のプログラムを実施する。

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 FP2はチームがタイヤの理解やレース戦略を練る上で大きな意味を持つ一方で、ファンにとってあまり意味のないセッションであるため、トッドはエンターテイメントという面でFP2が観客にとってマイナスになる可能性があると言う。

「今のところ、この(スプリント)フォーマットでは、土曜日の午前12時から午後1時の間に何が起こるのか、少し困惑している」

 トッドはイタリアのメディアに対し、FP2セッションについてそう語った。

「このフリー走行の時間は、一般の人にもメディアにも理解されない。タイヤの摩耗などの情報を収集することは、チームにとって有益なことでしかない。しかしショーの観点からは意味がない」

 イタリアGPで勝利したダニエル・リカルド(マクラーレン)も、FP2でチームが多くの知識を得ることで、レースの見応えが損なわれる可能性があると指摘した。

「FP2はあまり役に立っていないと思う」とリカルドは語った。

「実際のところ、僕たちはあまりにも多くのことを学びすぎて、レースが少し予測可能なモノになってしまっているんじゃないかな」

「テレビの放送時間のことは知っているけど、レースの健全性という点では、FP2で少し損してしまうと思う。知識を得すぎてしまうからだ。だから、これは変わるかもしれない」

 またポールポジションが予選で最も速いドライバーではなく、スプリント予選レースの勝者に与えられることについてもファンから不満の声が出ている。

 これについてはF1も検討する用意があるようだが、トッドは日曜日の決勝レースのスペクタクルを最大化する事が、最終的に最も重要だと話した。

「それは競技としての”進化”だ。(決勝レースの)グリッドはスプリント予選の結果から形成される」

「土曜日に追加イベントが導入され、予選が行なわれる金曜日にさらなる意味を持たせている。重要なのは、メインイベントが日曜日のレースであるということだ。このことについて混乱があってはならない」

 F1のステファノ・ドメニカリCEOは、2022年のカレンダーのうち、3分の1のグランプリでスプリント予選を行なう可能性があると明かしていた。

 しかしトッドは全3回の”トライアル”が終わり、最終的なフィードバックを待ってから、次の展開を決めるべきだと話した。

「今のところ、何も決まっていない」

「モンツァとインテルラゴスでの経験から得られるフィードバックを見ることになるだろう」

 
 

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