マルケスには連続表彰台のチャンスがあった? ホンダ、FP2でのハイサイド転倒の影響と指摘
レプソル・ホンダのアルベルト・プーチは、MotoGPオランダGPのフリー走行2回目で発生したクラッシュによって、マルク・マルケスが表彰台に上るチャンスを失ったと考えている。
写真:: Gold and Goose / Motorsport Images
TTサーキット・アッセンで開催されたMotoGP第9戦オランダGPで、マルク・マルケス(レプソル・ホンダ)は7位とシングルフィニッシュを記録。ただフリー走行2回目で起きたクラッシュが結果にも影響を及ぼしていた。
第8戦ドイツGPで復帰後初優勝を記録したマルケス。彼はオランダGPのFP2でハイサイドを喫して地面に叩きつけられ、右足首を痛めてしまった。
当初マルケスはこのハイサイドに関してホンダの電子制御に問題があると怒りを露わにしており、結果としてマシンへの自信を失うことに繋がったと語っていた。
ホンダもこの件には即座に反応し、翌日のセッションには電子制御のセッティングに調整を加え、マルケスも自信を取り戻すことになった。
そして決勝では7位と、マルケスは右回りのコースでは今シーズン始めて完走を果たした。しかしホンダのチームマネージャーであるアルベルト・プーチはFP2でのクラッシュが無ければ、表彰台も狙えただろうと語っている。
「ザクセンリンク(ドイツ)はホンダにとっても、マルケスにとっても非常に適したサーキットだった」
アッセンでのレース後、プーチはそう語った。
「マルクにはチャンスがあり、彼はそのチャンスを物にした。アッセンではこれまで、今回のように簡単にはいかなかった。ホンダの全ライダー達にとって至難なトラックだった」
「私達はトラックに来る前から簡単にはいかないと思っていた」
「FP2のマルクの転倒は、アッセンでの週末をより複雑なものにした」
「転倒がなければ、彼は表彰台を争えたと思うし、自信を失わずに済んだはずだ」
またマルケスは、アッセンはいまだ万全ではない右肩に負担のかかるレイアウトのコースにも関わらず、今回は予想以上にいい状態でレースを終えることができたと認めている。
プーチもその点を同様に認識しており、サマーブレイク明け8月のオーストリア戦では、マルケスが更に回復していることを期待していると語った。
「レース序盤からマルクには素晴らしいリカバリーが見られた」と、プーチ。
「彼は20番手からのスタートだったが、1周で10近くポジションを上げた。これは我々の知るマルクだ」
「このことは彼の努力と、そしてポテンシャルを示している。サマーブレイク後、さらに回復した彼とオーストリアで再び会えることを本当に楽しみにしている」
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