KTM、ホンダとスズキにアプリリア、4メーカーが合同プライベートテスト実施へ
ホンダとスズキ、KTMとアプリリアの4チームは3月中旬にヘレス・サーキットで3日間のプライベートテストを行なうようだ。
写真:: Repsol Media
MotoGPの2020年シーズン第1戦カタールGPが開催されているが、カタール当局が新型コロナウイルスの拡大を受けて、イタリアからの渡航に対する検疫措置を強めたことにより、MotoGPクラスのレースは中止となった。
第2戦タイGPも同じく影響を受け10月に開催が延期。MotoGPクラスの開幕は4月の第3戦アメリカズGPを待つこととなった。
こうして1ヵ月の猶予が発生したわけだが、ホンダとスズキ、KTM及びアプリリアは3月18〜20日にスペインのヘレス・サーキットでプライベートテストを行なうことを予定しているようだ。
motorsport.comの調べによると、サーキットはKTMによって借りられている。そしてダニ・ペドロサを含むファクトリーチームとサテライトチームのテック3がそこに参加し、さらに他チームを招待する形のようだ。
なおKTMとアプリリアはコンセッションが適用されているメーカーのため、ポル・エスパルガロやアレイシ・エスパルガロといったレギュラーライダーも参加することが可能となっている。
■開幕戦までエンジン開発は続行
当初の予定なら、既に開幕戦カタールGPでFIMによるエンジンの封印を受け、コンセッションの無いメーカーは以後の開発ができなくなるはずだった。
しかしカタールGPのMotoGPクラスが中止になったことで、チームは4月アメリカズGPまで開発を続けることが可能になる。
エンジン以外にもエアロダイナミクスやマシンのその他の部分の開発を継続できることになるのだ。
例えばホンダはプレシーズンテストでマシンの問題点が顕になったが、その修正に費やす時間を確保できたと言えるだろう。
ただホンダ、ヤマハそしてスズキとドゥカティはコンセッション非適用のメーカーであるため、テストを行なうにしてもテストライダーのみで実施する必要がある。
2020年は、3度のMotoGP王者であるホルヘ・ロレンソがヤマハにテストライダーとして加入したが、彼は日程こそ明らかになっていないものの、上記のプライベートテストと大きく変わらない日取りでテストを行なうとられている。
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