”マーシャル非難”発言で戒告、レッドブルのホーナー代表「今後も率直な話し方を変えるつもりはない」
レッドブルのクリスチャン・ホーナー代表は、F1カタールGPでマーシャルを批判したとして戒告処分を受けたが、今後も率直な話し方を変えるつもりはないと語った。
写真:: Mark Sutton / Motorsport Images
F1カタールGPでマーシャルを非難したとして、戒告処分を受けたレッドブルのクリスチャン・ホーナー代表。しかし彼は今後も、これまでのような率直な話し方を変えるつもりはないと語った。
ホーナー代表はカタールGPの決勝レース後、予選でダブルイエローフラッグを振ったコースマーシャルについて「不正に旗を振った」とテレビのインタビューで非難。この発言が問題視され、レーススチュワードから戒告処分を受けた。
チームのドライバーであるマックス・フェルスタッペンが、予選でダブルイエローフラッグを無視したとして5グリッド降格ペナルティを受けた。ホーナー代表はこの裁定について不服に感じており、それについて発言する中で、当該のフラッグを振ったマーシャルを個人的に攻撃したような形になってしまったのだ。
メルセデスとのタイトル争いが佳境に差し掛かるに連れ、ホーナー代表の発言は過激になってきている。中でもメルセデスの”リヤウイング疑惑”に関する発言、メキシコGPの予選でアルファタウリの角田裕毅を非難した発言、そしてフェルスタッペンとルイス・ハミルトンのコース上でのバトルについて語った発言は、注目を浴びることになった。
しかしホーナー代表は、マーシャル個人を批判した形になったことについては謝罪する一方で、これまでのような率直な話し方は変えるつもりはないと語った。
「いや、全く後悔はない。私は自分のチームを信じている。私は率直に話す人物であり、常にそうやって行動してきた」
自分の行動について後悔しているかと尋ねられたホーナー代表はそう語った。
「私はそれほど感情的な人間ではないので、カメラに向かって怒鳴るようなことはない。自分のやり方で、問題ないと思っているよ。将来的にも全く同じことをやっていくだろう」
「今回のマーシャルに関する発言の唯一の問題は、正しくないイエローフラッグについて、個人的なミスがあったと指摘してしまったことだった。しかし個人やマーシャルを対象として発言したつもりはなかったんだ」
「私の問題となったインタビューを聞いたかどうかは分からない。でもその時には、理不尽なことを言っているとは感じなかった」
ホーナー代表は、イエローフラッグが振られる”仕組み”について不満を述べただけだと、繰り返し語った。
「テレビ局のひとつに、イエローフラッグを振った”不正なマーシャル”がいたように感じたとコメントした。スチュワードはそれに腹を立てたんだ」
そうホーナー代表は語った。
「個人に対して攻撃が行なわれたり、それを意図するモノではなかったということについては、彼らは納得してくれた。しかし3〜4台のマシンは、イエローフラッグなしでそのマシン(フロントウイングを脱落させ、スローダウンしていたピエール・ガスリー/アルファタウリ)を抜いて行ったのには苛立たしく思った。しかし我々のマシンには、イエローフラッグが振られたんだ」
「謝罪は受け入れられたと思う。マーシャル個人に向けられたモノではなかったことを、明確にしておきたいと思う」
「世界中でマーシャルの皆さんは素晴らしい仕事をしてくれていると思う。彼らはボランティアだ。マーシャルがいなければ、モータースポーツは成り立たない。今回の件は単に苛立たしいことがあったというだけだ。そこから学ぶことができると思う」
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