F1 イギリスGP

タイヤ戦略次第ではハミルトン優勝もあった? レッドブルのホーナー代表がメルセデスの“ミス”を指摘

レッドブルのクリスチャン・ホーナー代表は、イギリスGPでルイス・ハミルトンが勝利を逃した要因のひとつには、メルセデスのタイヤ戦略があると考えている。

Jonathan Noble

Jonathan Noble

編集: 2022/07/05 15:12

Copy link

Facebookでシェアする

Twitterでシェアする

WhatsAppでシェア

Linkedinでシェアする

Pinterestでシェアする

Viberでシェア

Google検索でmotorsport.comをお気に入り登録

Lewis Hamilton, Mercedes W13, makes a pit stop

 メルセデスのルイス・ハミルトンにとって、F1イギリスGPは今季最も速さを見せたレースになったと言える。ハミルトンはミディアムタイヤでの最初のスティントを伸ばしたことにより中盤にはレースリーダーにも立ったが、最終的には3位。これについてレッドブルのクリスチャン・ホーナー代表は、タイヤ戦略が勝利を逃した要因だと考えている。

 ハミルトンは、タイヤのデグラデーション(性能劣化)が非常に緩やかであったため、スタート時に履いたミディアムタイヤを33周目まで持たせることができた。今回のレースでライバルとなったフェラーリのシャルル・ルクレールとカルロス・サインツJr.はいずれも20〜25周でピットインしたため、ハミルトンが一時的に首位を走ることになったのだ。

 しかし、その後のハミルトンはピットインでハードタイヤに交換。ホーナーは、残り周回も少なくタイヤのデグラデーションも小さかった中で、ハミルトンにソフトではなく安全策のハードを履かせたことは間違いだったのではないかと指摘した。

「残り周回数やデグラデーションを考えると、ルイスがソフトを使わなかったのには驚いたよ」とホーナーは語る。

「彼は33周目にハードタイヤに交換したが、私はソフトタイヤに交換すると思っていたんだ。これによって、彼ら(フェラーリ)はピンチから脱したように思う」

 ただ、ホーナーはフェラーリの採った采配にも疑問を呈している。レース序盤、シャルル・ルクレールとカルロス・サインツJr.がワンツー体制を築いている際、サインツJr.がルクレールの邪魔にならないようにしたこと、そして終盤のセーフティカーでルクレールをステイアウトさせたことなどがその一例のようだ。

 エステバン・オコン(アルピーヌ)のトラブルによってセーフティカーが出動した際、ワンツー体制を築いていたフェラーリはトップのルクレールをステイアウトさせ、2番手のサインツJr.をピットに呼び寄せた。後続のハミルトンやセルジオ・ペレス(レッドブル)もピットに入ってフレッシュタイヤに履き替えたが、リスタート後のルクレールは上記のライバルにオーバーテイクされてしまい、表彰台を逃したのだ。

「(チームのアプローチは)みんな違うものだろう? チームごとに違うんだ」とホーナーは話す。

「私があの戦略で最も理解できないのは、(セーフティカー出動時に)2台とも、もしくはシャルルを優先してピットインさせなかったことだ」

 またレッドブルにとっては、ペレスが序盤の接触で緊急ピットインを強いられたり、フェルスタッペンがマシンのダメージを抱えてペースが上がらなかったりと今回苦しいレースとなったが、ペレス2位、フェルスタッペン7位という結果で傷口を最小限に抑えた。ホーナーは今回もっと悪い結果になっていた可能性もあったと語った。

「今回、我々は2台のマシンがそれぞれ異なる形で調子を崩したが、セルジオはシャルルに対して(ポイントランキングでの)リードを広げ、マックスはシャルルに6ポイントだけ追い付かれるという結果となった」

「コンストラクターズランキングでは13ポイントしか失っていないことを考えると、もっと悪い結果になっていた可能性もある」

 

Read Also:

あなたの意見が聞きたい!

Motorsport.comで何を見たいですか?

5分間のアンケートにご協力ください。

- Motorsport.comチーム

コメントを読んで投稿する

関連ニュース :

記事をシェアもしくは保存

Copy link

Facebookでシェアする

Twitterでシェアする

WhatsAppでシェア

Linkedinでシェアする

Pinterestでシェアする

Viberでシェア

前の記事 ヘイローが周冠宇の命を救った一方……完全破壊されたロールバーには改善の余地ありか

次の記事 シューマッハー、ようやく掴み取ったF1初入賞に喜び爆発。19番手からの8位フィニッシュはレース戦略の賜物?

Top Comments

コメントはまだありません。 最初のコメントを投稿しませんか?

View More & Comment

More from

Jonathan Noble



大きく前進を果たせなければ、F1タイトル5連覇は目指せない……フェルスタッペン、レッドブルに警鐘鳴らす

F1

F1 2024/12/29

大きく前進を果たせなければ、F1タイトル5連覇は目指せない……フェルスタッペン、レッドブルに警鐘鳴らす



ハミルトンのメルセデスF1最終年度での苦戦、その原因は? エンジニアリング統括が明かす

F1

F1 2024/12/27

ハミルトンのメルセデスF1最終年度での苦戦、その原因は? エンジニアリング統括が明かす



僕にできることはある……ボッタス、“最悪のシナリオ”でF1シート喪失も闘志は消えず。酒の勢いで始めたおバカ挑戦で再認識

F1

F1 2024/12/25

僕にできることはある……ボッタス、“最悪のシナリオ”でF1シート喪失も闘志は消えず。酒の勢いで始めたおバカ挑戦で再認識

More from

レッドブル



キミ・ライコネンの息子ロビンがレッドブル育成入り! 11歳の”2代目アイスマン”に翼を授ける

F1

F1

イタリアGP

14 時間前

キミ・ライコネンの息子ロビンがレッドブル育成入り! 11歳の”2代目アイスマン”に翼を授ける



レッドブルF1マシンがマドリード地下鉄を走行! RB8を線路仕様に改造した前代未聞の挑戦

F1

F1

スペインGP

18 時間前

レッドブルF1マシンがマドリード地下鉄を走行! RB8を線路仕様に改造した前代未聞の挑戦



角田裕毅、3戦連続の代役出場へ! 手首負傷のアイザック・ハジャーがスペインGPも欠場

F1

F1

スペインGP

2 日前

角田裕毅、3戦連続の代役出場へ! 手首負傷のアイザック・ハジャーがスペインGPも欠場

最新ニュース



小椋藍、MotoGPサンマリノGPも欠場。負傷した左手親指の回復間に合わず……次戦オーストリアでの復帰目指す

MotoGP

MGP MotoGP

サンマリノGP

2 時間前

小椋藍、MotoGPサンマリノGPも欠場。負傷した左手親指の回復間に合わず……次戦オーストリアでの復帰目指す



代役出走3戦目の角田裕毅、未知のマドリンクでモンツァに続く2戦連続入賞目指す「この勢いを持続させたい」

F1

F1 F1 2 時間前

代役出走3戦目の角田裕毅、未知のマドリンクでモンツァに続く2戦連続入賞目指す「この勢いを持続させたい」



これが“ヨーヨーレース”の功罪か。イタリアGPは各所で膠着状態が発生……その中で際立ったメルセデスとアントネッリの傑出度

F1

F1 F1

イタリアGP

14 時間前

これが“ヨーヨーレース”の功罪か。イタリアGPは各所で膠着状態が発生……その中で際立ったメルセデスとアントネッリの傑出度



キミ・ライコネンの息子ロビンがレッドブル育成入り! 11歳の”2代目アイスマン”に翼を授ける

F1

F1 F1

イタリアGP

14 時間前

キミ・ライコネンの息子ロビンがレッドブル育成入り! 11歳の”2代目アイスマン”に翼を授ける

Subscribe and access Motorsport.com with your ad-blocker.

フォーミュラ 1 から MotoGP まで、私たちはパドックから直接報告します。あなたと同じように私たちのスポーツが大好きだからです。 専門的なジャーナリズムを提供し続けるために、当社のウェブサイトでは広告を使用しています。 それでも、広告なしのウェブサイトをお楽しみいただき、引き続き広告ブロッカーをご利用いただける機会を提供したいと考えています。

次の 2 つのオプションがあります。

購読中 すでに購読していますか? ここからサインインします

広告ブロッカーを無効にしましたか?
ページをリロード

お知らせの管理

登録