レッドブル代表、メルセデスの本拠地”潜入”失敗? チャリティでファクトリー・ツアー落札も……
レッドブルのクリスチャン・ホーナー代表は、オートスポーツ・アワードで行なわれたチャリティ・オークションで、メルセデスF1のファクトリー・ツアー参加の権利を落札した。
Presenters Nicky Shields and Will Buxton on stage with Christian Horner
LAT Images
Autosport Awards
The Autosport Awards are a series of awards presented by motor racing magazine Autosport to drivers that have achieved significant milestones each season. Some of the presentations are selected by the general public via a reader's poll.
ロンドンのグロブナーハウスで2月6日(日)に行なわれたオートスポーツ・アワード。ここで、元ドライバーや従業員を含むF1コミュニティのサポートを行なうチャリティ団体であるグランプリ・トラストへの支援として、サイレントオークションが行なわれた。
メルセデスは、ブラックリーにあるファクトリーの見学ツアー(4名分)の権利を出品していたが、これを落札したのは、レッドブルを代表してオークションに参加していたクリスチャン・ホーナーだったようだ。落札額は最終的に4000ポンド(約62万円)となったという。
イギリスのレーシングドライバーであるダン・カミッシュがオークションについて明かしたSNSの投稿には、ホーナーがライバルであるメルセデスのファクトリーに潜入しようとしているのではないかと、ファンが(ユーモア混じりに)反応し、話題となった。
しかし、ホーナーのファクトリーツアー参加は実現しなさそうだ。ファクトリーツアーには条件があり、小さな文字で次のように書かれていたのだ。
『他のF1チームの従業員は、このツアーに参加する資格がないことにご注意ください』
オークションには他にも様々な商品が提供され、外部からの寄付金と合わせて、総額4万6752ポンド(約732万円)が集まったという。
レッドブルとメルセデスは、2021年シーズンを通して激しいバトルを繰り広げ、最終戦のアブダビGPまでタイトル争いが持ち越された。
ホーナーとメルセデスのトト・ウルフ代表は、タイトル争いの中で舌戦を繰り広げ、その関係は冷え切っていた。シーズン終盤、ホーナーはライバルチームの代表であるウルフとの間に「関係はない」と主張していた。
オートスポーツ・アワードでは、マックス・フェルスタッペンがドライブしたレッドブルのチャンピオンマシン『RB16B』がインターナショナル・レーシング・カー・オブ・ザ・イヤーを受賞。自身初のF1チャンピオンとなったフェルスタッペンも、インターナショナル・レーシング・ドライバー・オブ・ザ・イヤーも受賞した。
ホーナーはフェルスタッペンの代理として、トロフィーを受け取り、フェルスタッペンのパフォーマンスに賛辞を送った。
「バーレーンでの初戦からアブダビでの最終戦まで、まるでヘビー級ボクシングの試合のようだった」
「マックスは昨年、他の全てのドライバーの合計よりも多くのリードラップを記録し、他のどのドライバーよりも多くのレースに勝利した。すべての成果は、完全に彼にふさわしいモノだ」
Be part of Motorsport community
Join the conversationShare Or Save This Story
Subscribe and access Motorsport.com with your ad-blocker.
フォーミュラ 1 から MotoGP まで、私たちはパドックから直接報告します。あなたと同じように私たちのスポーツが大好きだからです。 専門的なジャーナリズムを提供し続けるために、当社のウェブサイトでは広告を使用しています。 それでも、広告なしのウェブサイトをお楽しみいただき、引き続き広告ブロッカーをご利用いただける機会を提供したいと考えています。
Top Comments