「スムースオペレータ〜♪」サインツJr.、“鉄板無線ネタ”の誕生秘話明かす
マクラーレンのカルロス・サインツJr.は2019年シーズンのレース終了後に、度々Sadeの“Smooth Operator”を歌ってきた。曰く、イギリスGPの移動中に耳にしたことがそのきっかけだったという。
写真:: Gareth Harford / Motorsport Images
2019年のF1イギリスGPで、カルロス・サインツJr.(マクラーレン)は6位でフィニッシュすると、Sadeの“Smooth Operator”の一節をチーム無線で披露した。
以後のハンガリーGPで5位を獲得した際も、サインツJr.はエンジニアとの交信の後に、「こういうの何て言うか知っている?」と前置きした上でSmooth Operatorを再び歌っていた。
その結果、この歌はサインツの代名詞的存在となり、ソーシャルメディアやYouTubeなどで人気を博した。
サインツJr.自身もこの歌を気に入っているのか、終盤のブラジルGPで4番手フィニッシュ(ハミルトンのペナルティにより、後に3位に繰り上げ)した際、再び歌唱している。
鉄板ネタとなったサインツJr.の“Smooth Operator”。ただ同曲は1984年にリリースされたもので、1994年生まれのサインツJr.が熱唱するにはいささか世代が離れているようにも思える。
そこでサインツJr.にどこでこの曲を見つけてきたのかを問うと、彼は次のように答えた。
「イギリスGPの週末、車のラジオでこの歌がひっきりなしに聞こえてきたんだ」
「僕はそのラジオで初めて聞いたんだけど……どうも“かなり”有名な歌らしかった」
「ハンガリーでのレース後、僕はこの歌を歌ったけど、スムースオペレーターが何かは知らなかった。それから、チームの皆が“スムースオペレーター”が何かを教えてくれたんだ」(※“smooth operator”は要領がいい人、口がうまい人、などの意)
「そこで僕は、これがちょっとしたジョークとして使えることに気がついたんだ」
サインツJr.とチームメイトであるランド・ノリスは、トラック内外で無邪気な姿が度々捉えられており、ソーシャルメディアで大きく話題を集めた。
ノリスはロシアGPでは“寿司無線”を飛ばし、最終戦アブダビGPのレース後には、チームを去るエンジニアからの無線に涙混じりで答えるなど、印象的なシーンを残してきた。無線に賞があるならば、マクラーレンは確実に入賞していることだろう。
なおサインツJr.はYouTubeで“スムースオペレーター”のタグがあることも把握しており、ファンたちのコメントに楽しませてもらったという。
「いやあ、あれはとても面白いよ。YouTubeに行ったら、とっても面白いコメントがあるんだ。『俺、カルロスを見にここに来てるわ』なんてね。しかも1000イイねが付いてるんだ!」
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