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ヒュルケンベルグ、代役として輝き見せるも、来季はレギュラーシート以外興味なし?

レーシングポイントで印象的なF1カムバックを果たしたニコ・ヒュルケンベルグだが、来季以降F1でリザーブドライバーを務めることには関心がないようだ。

Nico Hulkenberg, Racing Point

Nico Hulkenberg, Racing Point

Andy Hone / Motorsport Images

 セルジオ・ペレスが新型コロナウイルスの陽性反応が出たことを受け、急遽レーシングポイントからF1復帰を果たしたニコ・ヒュルケンベルグ。彼は2レースに出走し、F1 70周年記念GPでは予選3番手を獲得するなど、印象的な活躍を見せた。

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 ヒュルケンベルグが見せた高い適応力には高評価が与えられており、2021年には再びF1チームと契約できるのか注目が集まっている。しかし彼はあくまでレギュラーシートにしか関心がないことを明かした。

「個人的には、リザーブドライバーの仕事をすることは考えていない」

 ヒュルケンベルグはドイツの放送局『Sport1』に対してそう語った。

「10年間もの間コックピットに座ってレースをしてきたのだから、そこに戻るチャンスがほとんどなく、一歩引いたところに居なければいけない、という仕事にはあまり興味がない。それは僕が望んでいる道ではないんだ」

 ヒュルケンベルグは来季に向けてハースやアルファロメオのシートを狙っていると見られているが、レーシングポイントで代役出走したことがレギュラーシート獲得に向けて何かを変えた訳ではなさそうだ。

「今年の初めから多くの人たちと話をしてきた。シルバーストンの一件で何か変わった訳ではない。プロセスは常に見えないところで動いている」

「正直なところ、短いカムバックの際には何も起こっていなかった。重要なのは自分の仕事に集中して、とにかくチャンスがある時に良いパフォーマンスを発揮すること。将来の計画を立てることは大きなプロセスの一部だ」

 新型コロナウイルスが世界で猛威を振るっている状況を鑑みると、今後もレギュラードライバーの中から新型コロナウイルスに罹患する者が現れてもおかしくない。そうなった場合、既に印象的なパフォーマンスを見せているヒュルケンベルグを候補に挙げるチームもあるはずだが、本人は今年はもうレースに出られないだろうと考えている。

「今シーズン、これ以上レースを走るとは思っていない。もちろんコロナの状況を考えると何かが起こる可能性はあるけど、走ることは期待していない。もちろんできる限りの準備をするけど、そうそう起こることではないと思っている。僕は2021年の復帰に向けて動いているところだ」

 

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