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ヒュルケンベルグ、F1復帰を断念。でも「人生が終わったわけではない」他シリーズからのオファーも?

ニコ・ヒュルケンベルグは2022年以降、F1に復帰するチャンスが残っているとは考えていないと語る。

Nico Hulkenberg, Racing Point speaks to the media

写真:: Glenn Dunbar / Motorsport Images

 ニコ・ヒュルケンベルグは、2022年にF1に戻る可能性があるとは考えておらず、他のシリーズから魅力的なオファーが舞い込んでいると明かした。

 ヒュルケンベルグは2010年にウイリアムズからF1デビュー、以来2019年までF1に参戦し続けた。しかし同年限りでルノー(現アルピーヌ)のシートを失うことになってしまった。

 2020年には新型コロナウイルスに感染したセルジオ・ペレスとランス・ストロールの代役としてレーシングポイント(現アストンマーチン)のマシンを走らせ、シルバーストンで行なわれた70周年記念GPでは7位、ニュルブルクリンクで行なわれたアイフェルGPでは8位に入る活躍を見せた。

 2021年にはアストンマーチンのリザーブドライバーを務めたもののここまで出番はなし。さらにヒュルケンベルグ本人は来季のF1レギュラーシートを獲得する可能性は既になく、自身のF1でのキャリアはすでに終わったと考えているという。

 ヒュルケンベルグは、一時2022年のウイリアムズとアルファロメオの候補のひとりとして名前が挙がっていた。しかしウイリアムズは9月上旬、来季はアレクサンダー・アルボンとニコラス・ラティフィのふたりをドライバーとして起用すると発表。アルファロメオもバルテリ・ボッタスを獲得し、そのチームメイトにはアントニオ・ジョビナッツィや周冠宇など、多くの若手ドライバーの名前が候補として挙がっている。

 そんな状況を受け、ヒュルケンベルグはビルド紙に次のように語った。

「アルファロメオとは交渉していない」

「結局のところ、それが最後の選択肢だっただろうけどね」

 ただヒュルケンベルグは、F1のシートを得られなかったとしても人生が終わったわけではなく、「他のシリーズから、エキサイティングな問い合わせ」を受けたとも明らかにした。

「僕は急いで決断を下すつもりはない」

 そうヒュルケンベルグは語った。

「全てのことを整理し、事態がどのように進んでいくかを見たいと思っている」

 なおインディカーのチームを率いるエド・カーペンターは7月、ヒュルケンベルグがインディカーのテストをすることに関心を示したことを明かしたものの、同シリーズにフルタイム参戦する可能性については低いだろうと語っていた。

 

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