イアンノーネのドーピング疑惑控訴審が実施。裁定は11月中旬予定に
アプリリアのアンドレア・イアンノーネのドーピング疑惑によって18ヵ月間の出場停止処分をくだされた件への控訴審が行なわれたが、結果は11月中旬まで出されないようだ。
写真:: Gold and Goose / Motorsport Images
アプリリアのアンドレア・イアンノーネは、昨年のマレーシアGPで禁止薬物(筋肉増強剤)を摂取したとされ、FIMは彼に無期限の出場停止処分を下した。
今年4月にはイアンノーネは18ヵ月間の出場停止処分を下す裁定が出され、彼は2020年シーズン、一度もレースに参加できていない。
この件に関して、イアンノーネはホテルで薬物に汚染された食品を摂取したことがFIMの懲戒審問で認められたが、無罪とはならなかった。
イアンノーネ、そしてアプリリアはこれを不服とし、スポーツ仲介裁判所(CAS)へ提訴した。彼らはプロスポーツ選手が汚染食品を介して禁止物質を摂取した同様の事例があるため、この措置は覆されるべきだと主張している。
一方、WADA(世界アンチ・ドーピング機関)はイアンノーネに科された18ヵ月間の処分を、4年へ延長するようにCASへ提訴。両者の主張はCASで処理される事となっていた。
そしてCASによる聴聞会が、10月15日(木)に行なわれた。当初、この審議結果はあまり間を置かずに出されると考えられていたが、最終的な評決は11月中旬に出されることがCASによる声明で分かった。
結果、イアンノーネは今シーズンの残るレースも欠場することになる可能性が高い。そのため、テストライダーのブラッドリー・スミスが残りのレースも代役として出場することになるだろう。
アプリリアはイアンノーネの無罪を支持し、2021年もイアンノーネのチーム残留を望んでいることを公言してきた。ただイアンノーネのシートは来季去就が未定となっている有力ライダーから狙われるポジションとなってもいる。そして、カル・クラッチローが既にアプリリア側と事前合意に達していると考えられている。
またこのシートを狙っていたと見られるアンドレア・ドヴィツィオーゾに関しては、来季はテストライダーの任に就く可能性が高いと見られている。彼は15日、既にいくつかのメーカーと話し合いに入っていることを明かしていた。
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