三原じゅん子議員、公道レース法案の今国会成立に向け意気込み。”同級生”近藤真彦との再会は「変な感じ」
自民党のモータースポーツ振興議員連盟総会に出席した三原じゅん子議員が、今国会でのいわゆる”公道レース法案”成立を目指すと語った。また”同級生”近藤真彦JRP次期会長との久々の再会についても語った。
写真:: 交通タイムス社
自民党が兼ねてから成立を目指してきた「自動車モータースポーツの振興に関する法律案」。自民党のモータースポーツ振興議員連盟は、3月15日に開催された総会において、同法案の今国会での成立を目指すことを明らかにした。
2015年に準備が進められていることが明らかになった、「自動車モータースポーツの振興に関する法律案」。しかし、野党との調整が進まないなど国会への提出が先送りされ、現在に至っている。
だが自民党本部で3月15日に行なわれた同党モータースポーツ振興議員連盟の総会で、今国会での成立を目指すことが改めて表明された。
この法案は地域活性化や観光振興、産業の発展及び技術力の強化、青少年の健全育成などのため、モータースポーツを活用しようという理念を骨子にした法案で、日本における公道レース開催の円滑化などが盛り込まれている。
同議連に所属している三原じゅん子参議院議員は、次のように説明した。
「長年の課題となっているこの法律案について、できれば今国会での成立を目指していきたいと思っています」
そこで問題となるのは、野党の理解を得ることである。本法案は議員立法であるため、全政党の理解が必要となるという。そのためにはまず、野党第一党である立憲民主党の賛同を得ることが重要。その窓口が松木けんこう衆議院議員になるという。
松木議員は、実は大のモータースポーツ好き。かつては議員事務所にF1マシンのミニカーをずらりと並べ、某F1雑誌のインタビューに登場したこともあるほど。そのため、協力を得られることを期待していると三原議員は語った。
「以前野党に説明を行なった際には、立憲民主党の羽田雄一郎議員が窓口でした。ですが、残念ながらお亡くなりになってしまいました。そこでご相談させていただいた結果、立憲民主党については、松木けんこう先生が大変自動車がお好きだということで、窓口になっていただけると快諾をいただきました」
「来週以降、私がお会いいたしまして、今後の進め方や先方のご意向などを確認してまいりたいと思います」
同議連会長の古屋圭司衆議院議員も、松木議員との話し合いに期待感を示した。
「これからしっかりと根回しをしていきたいと思います。松木議員は大のクルマ好きですし、非常に理解がある人だと思っています」
ただ三原議員も、松木議員がレース好きということまでは知らなかったようで、F1雑誌に登場したこともあると伝えると、次のように語った。
「羽田先生もすごく熱心に担当していただいて、モータースポーツもお好きだったんです。でも、松木先生もそうなんですね。議員立法だと、全政党の許可が必要となりますから、とっても良いことだと思います」
「今回の国会での成立を目指します。頑張ります」
ところでこの総会には、スーパーフォーミュラを運営する日本レースプロモーション(JRP)の次期会長に決まっている近藤真彦氏も出席していた。三原議員と近藤次期代表はかつて、テレビドラマ『金八先生』に生徒役として揃って出演していた、いわば同級生である。
同級生との久々の再会について尋ねると、三原議員は次のように語った。
「本当に久しぶりですね。(近藤次期会長も)偉くなられて……大人になって……同級生ですから、変な感じでした」
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