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小林可夢偉、ハンディキャップで勝敗決まるWECに不満爆発「誰も幸せにならない」

トヨタ7号車の小林可夢偉は、WECの現行のハンディキャップ制度は「誰も幸せにならない」として、この制度を続けることに警鐘を鳴らした。

#1 Rebellion Racing Rebellion R-13 - Gibson: Bruno Senna, Gustavo Menezes, Norman Nato

写真:: JEP / Motorsport Images

 WEC(世界耐久選手権)第5戦オースティンでは、1周あたり2秒以上のサクセス・ハンディキャップを背負っているトヨタ勢に対し、ハンディキャップの軽いレベリオン1号車が圧倒。ポールトゥウインでレースを制した。この状況を、7号車のドライバーである小林可夢偉は“ジョーク”のようだと形容した。

 ジネッタ不在により、わずか3台で競われたLMP1クラス。ランキングトップのトヨタ7号車は1周あたり2.77秒、ランキング2位のトヨタ8号車は1周2.21秒のハンディキャップを背負っていたのに対し、レベリオン1号車のハンディキャップは0.55秒。予選では1号車がトヨタ勢よりも1.6秒以上速いタイムでポールを獲得し、決勝では8号車に51秒、7号車に2周の差をつけてトップチェッカーを受けた。

 小林はレース後、motorsport.comに対し、このままではWECがファンの関心を得るのは難しいとコメントした。

「理解できません。彼らはこれをハンディキャップだと言いますが、誰が勝つかを決めるものになってしまっています。レースが始まる前から結果が見えていました。今までで最悪のレースです」

「このEoT(性能調整)を続けると、誰もレースに参加しなくなるでしょう。性能調整されたマシンでのレースには誰も興奮しません。僕たちのマシンが走っているのを見ると、誰もが『遅く見える』と言うでしょう。それを見て観客はどう思うでしょうか? 本当に愚かだと思います」

「より広い視野を持って、どうすればこの選手権に人々が熱狂するのかを考えなければいけません。それ(ハンディキャップ)は本当に愚かなアイデアです」

「レベリオンがレースに勝ちましたが、彼らはおそらく心の底から喜んでいなかったと思います。(この制度で)誰が幸せになるんでしょうか? 誰もならないと思います。皆がフラストレーションを抱えて家に帰るんです。こんなのジョークですよ」

 小林は1月にデイトナ24時間レースに参戦し、連覇を達成した。彼はWECとIMSAの現状を比較しつつ、さらにこう続けた。

「IMSAは本当に素晴らしい仕事をしていると言わざるを得ないと思います」

「僕がそこ(デイトナ)でレースをした時、とても楽しかったです。競争も激しいですし、IMSAでも(チーム間の)ギャップを縮めようと取り組んでいます」

「しかしWECの問題は、僕たちとレベリオン(などのノンハイブリッド勢)のマシンコンセプトが異なることで、(理想的な性能調整は)不可能です。もちろん人々は全てを計算して性能調整をしていますが、FP1が始まると再調整が必要になったりします」

「僕たちはここにいる人たちやテレビを見ている人たちを楽しませるためにレースをしています。でもこのレースをテレビで見ていたら、つまらなくて30分後には間違いなくチャンネルを変えていると思います」

「なぜこれを続けるんですか? 僕たちは激しいレースをして、人々を楽しませるためにここにいます。でも今は全く逆のことをしている状況です」

 

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