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今のF1は間違っている……イモラ走行したクビアト、現代サーキットは"完璧すぎ"

アルファタウリのダニール・クビアトは、サーキットデザインという面で間違った方向に進んでいると、イモラでテストを行なって実感したという。

Daniil Kvyat, AlphaTauri AT01

写真:: motosport.com

 アルファタウリは2020シーズンの開幕に先立ち、イモラ・サーキットで走行を行なった。ダニール・クビアトは、イモラ・サーキットを称賛し、現代のトラックは完璧すぎて間違っていると語った。

 アルファタウリはイモラで、PR動画撮影のために許されている『フィルミングデー』を活用し、2020年マシンの走行を行なった。フィルミングデーでは走行が計100kmまでに限られているため、2018年のマシンであるトロロッソ『STR13』も併用してテストが続けられた。

 カレンダーが流動的な今季のF1で、9月にモンツァやムジェロと並んでグランプリを開催しようとしているイモラについて、クビアトはかなり高い評価を下しているようだ。

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「素晴らしいトラックだと思う」と、クビアトは語った。

「過去の経験から、すでにそれは知っていた。とてもエキサイティングなトラックだといつも感じていたんだ。とてもバンピーで縁石は挑戦的。古き良きトラックだ」

「僕たちはそこから学ぶことができると思う。同じ縁石をどこにでも設置するなど、トラックを変更して全てを同じようなトラックをしようとすると、バンプを恐れすぎるようになる。そして、全てのトラックを完璧にしようとするのは、F1だけでなくレース全体にとって間違った方向性だ」

「その点でイモラは素晴らしいと思った。ドライブするのがとても楽しかった。F1マシンでコーナーを流れるように抜けるのはとてもクールだった。本当にアドレナリンがたくさん出た。このトラックをドライブするのは本当に良い感触だった」

 クビアトは、イモラでレースが開催できることを望んでいると語った。

「イモラやムジェロといったトラックは良いね。僕は2年前にムジェロで走ったことがある。素晴らしいトラックだった」

「こうしたトラックがF1カレンダーに入るのはとても特別なことだと思う。高速トラックや高速コーナーは、F1マシンやF1ドライバーに適しているんだ」

 ガスリーも、2020年にイモラでグランプリを開催するというアイデアを支持した。

「イモラは素晴らしいと思う。僕にとって、F1マシンをドライブした中で最高の経験のひとつだった。トラックの歴史が、それを本当に特別なものにしているんだ」

「前から僕のお気に入りのトラックだった。2013年にフォーミュラ・ルノーで走ったことがある。言うまでもなく、F1マシンよりもかなり遅いけどね。現代F1マシンのダウンフォースとスピードで、ランオフエリアが狭いクラシックなトラックを走ると、アドレナリンが信じられないほど出た。マシンの限界やポテンシャルを実感できた。高速でコーナーを抜けるリスクを負っている。スパ(フランコルシャン)と非常によく似たエネルギーを生んでいるんだ」

 

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