写真:: Inter Proto Motorsports
2021年KYOJO CUP SUPPORTED BY MUSSE PLATINUMの第2戦が7月25日に鈴鹿サーキットで行なわれた。優勝したのは辻本始温(ORC ARUGOS VITA)で、開幕2連勝となった。
晴天のコンディションで行なわれた予選でポールポジションを獲得したのは、開幕戦の富士でKYOJO初優勝を挙げたばかりの辻本。迎えた決勝レースでホールショットを奪ったのは猪爪杏奈(Dr.DRY VITA)だったが、辻本は2周目の1コーナーでトップの座を取り返し、レースをリードしていった。
辻本はそのままトップチェッカー。見事2連勝となり、計4戦で競われる選手権争いで優位に立った。2番手には2019年のチャンピオンである村松日向子(ZENKAIRACING ライソン MJ)が入ったが、最終ラップで猪爪と接触したことによりペナルティを受けてしまい、エンジン交換による最後尾スタートから追い上げた下野璃央(YGF DragoCORSE VITA)が2位、齋藤愛未(D.D.R vita01)が3位にそれぞれ繰り上がった。
レースをリードする辻本始温(ORC ARUGOS VITA)
Photo by: Inter Proto Motorsports
カートを卒業した昨年から4輪レースにデビューし、KYOJO参戦2年目で悲願のチャンピオンに大きく近付いた辻本は、レース後に次のようにコメントした。
「予選のタイムアタックに関しては悔やむところはありましたけど、自分の走りはできました。これが私にとって4輪レースでの初ポールポジションなので、とても嬉しいです」
「決勝ではスタートでホイールスピンが多くて『やってしまった!』と思いました。そこで無理に抑えて接触してもいけないので、いったん冷静に引いて、早めに抜き返して逃げることにしました。終盤まで猪爪選手との差が思ったほど離れず、最後まで油断できませんでしたが『あと3周! あと2周!』と自分を落ち着かせて走ることができました」
「油断は禁物ですが、今回も勝てたことで、またひとつ自信になりましたし、鈴鹿のようなテクニカルなコースでの経験は、絶対に富士のセクター3に生かすことができると思います。もっと詰められるように極限まで頑張りたいです」
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