VR46のベッツェッキ、初ポール獲得も「正直、予想外!」鍵は最終コーナーにアリ
マルコ・ベッツェッキはMotoGP第17戦タイGPで初ポールポジションを獲得。予選後、彼は予想外のPPだっったと話しつつ、鍵は最終コーナーにあったと振り返った。
写真:: Gold and Goose / Motorsport Images
MotoGP第17戦タイGPの予選では、ルーキーのマルコ・ベッツェッキ(VR46)がポールポジションを獲得。彼はその鍵が最終コーナーにあったと考えている。
タイGP予選終盤はホルヘ・マルティン(プラマック)が一度レコードタイムを更新する速さで、暫定トップタイム(1分29秒692)をマークしており、これを超えるライダーが出るかに注目が集まった。
ベッツェッキはそうした中、マルティン超えのペースを発揮。1分29秒671を記録して、初のポールポジションを獲得した。
今シーズン10人目のポールシッターが誕生したが、ベッツェッキは予選後の会見でPPを獲得できるとは思っていなかったと正直に答えている。
「本当に最高の1日だったよ。正直、ポールポジションを獲得できるなんて期待していなかった」
「でも僕のラップが良い感じなのは分かっていた。パルクフェルメに着いたときには、クルー全員と感動の嵐だったよ」
「本当に良い感覚だった。それだけじゃなく、昨日はあまり速くなかったけど、そこから良い形で作業を進められたことが嬉しい」
「今朝は大きなステップを踏み出すことができて、とても競争力があった。ペース面でもそうだ。だから凄く良い1日だったよ」
「正直に言うと、今朝の段階から最終セクターはもう良い感じだった。でも今回、最終コーナーを凄く良い形でクリアできたのが、ポールポジション獲得のチャンスを与えてくれたんだと思う。もちろん、1周を通じて速さがあったわけだけどね」
なおベッツェッキとVR46で同門であるフランチェスコ・バニャイヤ(ドゥカティ)は、3番グリッドを確保。タイトル争いに向けて、少なくともライバルのファビオ・クアルタラロ(ヤマハ)に先んずることはできた。
Polesitter Marco Bezzecchi, VR46 Racing Team, second place Jorge Martin, Pramac Racing, third place Francesco Bagnaia, Ducati Team
Photo by: Gold and Goose / Motorsport Images
バニャイヤは苦戦した日本GPから続く問題に悩まされていたため、最初は「心配していた」と認めている。
そこからチームが改善を進めたことで状況を好転させることに成功したものの、予選に関しては1回目のアタックが上手く行かず、”安全策”を取らざるを得なかったとバニャイヤは内情を明かした。
「予選の最初はちょっとリヤタイヤに苦戦していたから、今日の結果には満足している」と、バニャイヤは言う。
「良いラップタイムが出せなかった。トラクションの部分で苦しんでいたせいでね」
「でも一度戻って来ると最初から速さがあった。だから競争力のあるラップにしようと頑張ったけど、安全策を取る必要もあった。僕は最初のアタックでタイムを出せていなかったからね。まずはそのラップでタイムを記録することが大事だったんだ」
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