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フェラーリF1にもはや”奇妙な”雰囲気はない……ルクレール、チームの復活を期待

シャルル・ルクレールは2021年シーズンの開幕を前に、昨年は大不振に苦しんだフェラーリに、もはや”奇妙な”雰囲気はないと語った。

Charles Leclerc, Ferrari and Carlos Sainz Jr., Ferrari on the grid

写真:: Charles Coates / Motorsport Images

 フェラーリのシャルル・ルクレールは、昨シーズン大不振に苦しんだフェラーリからは、もはやおかしな雰囲気は取り払われたと語った。

 フェラーリは2020年シーズン、コンストラクターズランキング6位に終わった。この成績は、1980年のランキング10位以来、フェラーリとしてはもっとも低迷したシーズンということになった。

 この不振の原因は、同年のマシンSF1000がパワーユニットのパフォーマンス不足、そして空気抵抗の大きなシャシーにより、直線スピードが劣っていたからだ。

 また昨年までチームに在籍していたセバスチャン・ベッテルが離脱。後任にカルロス・サインツJr.が加入し、新たなラインアップで新シーズンに挑む。

 新シーズンも引き続きフェラーリのドライバーとして戦うルクレールは、窮状に喘いでいた昨年のフェラーリには、”微妙な”雰囲気があったと明かした。

「まず最初に、2020年には奇妙な雰囲気があった。現実を知った時にね。予想していたよりもかなり酷かったんだ」

 ルクレールは昨年のフェラーリについて、そうmotorsport.comに対して語った。

「良くない形になったこともあった。しかしすぐに考え方が変わったんだ。僕らが求めるポジションに戻ろうとする、大きなモチベーションになった」

「これは、今年も変わっていないと思う。カルロスは、他のチームでの経験も積んでいる。彼はとても興味深い人物だし、探求すべき新しい世界を僕らに与えてくれる」

「これもとても興味深いことだけど、チームには昨年と同じようにモチベーションがある。より良い日がすぐに訪れるように進んでいると本当に思う」

 チーム代表のマッティア・ビノットは、バーレーンでのプレシーズンテストの結果、直線スピードの弱点は解消できたと宣言している。そして、ファクトリーで計算したデータと実走データが一致していることについても満足しているようだ。

「我々はマシンのリヤエンドに、できる限りの開発を加えた」

 そうビノットは語った。

「我々にとって重要だったのは、風洞やシミュレーションとの相関関係を理解すべく、実走データを収集して、比較することだった」

「相関関係については、かなり満足していると言える。つまり、今後行なうシミュレーションや最終的な開発のために、適切な基盤を手にできたということだ」

「テストでは、相関関係を確認することがとても重要な要素だった。少なくともこれまでのところ、それはかなりうまくいっている」

 

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