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シャルル・ルクレールの弟アーサー、来季はFIA F3にステップアップ。プレマから参戦

フェラーリF1ドライバーのシャルル・ルクレールの弟、アーサー・ルクレールは、2021年からFIA F3に参戦することが明らかとなった。

Arthur Leclerc; F3 Tatuus 318 AR #14; Prema Powerteam

写真:: acisportitalia.it

 現在フェラーリからF1に参戦中のシャルル・ルクレールの弟で、フェラーリ・ドライバー・アカデミー(FDA)の一員であるアーサー・ルクレールが、来季プレマからFIA F3に参戦することが発表された。

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 アーサー・ルクレールは、2021年のFIA F3への参戦が確定した最初のドライバーということになる。同カテゴリーは来季からレースフォーマットが1ラウンド3レース制に変更され、フライアウェイ戦のアメリカ・オースティンを含めた7ラウンドが開催される。

 2019年にADAC F4でランキング3位となったアーサー・ルクレールは今季、フォーミュラ・リージョナル欧州選手権にプレマから参戦。全ドライバー中最多タイの6勝を挙げたものの、同じくFDAのジャンルカ・ペテコフに敗れランキング2位となった。

 そんなアーサー・ルクレールはFIA F3でもプレマに所属するが、プレマは同シリーズがGP3から現在の名称へと変わった2019年以降圧倒的な強さを見せており、2019年にはロバート・シュバルツマン、2020年にはオスカー・ピアストリをチャンピオンに導き、翌年のFIA F2行きを実現している。

 アーサー・ルクレールは既にプレマのF3車両で4日間に渡るテスト走行を行なっており、他にもベンチュリからフォーミュラEもテストに参加するなど貴重な経験を積んでいる。

 なお、兄のシャルル・ルクレールは2016年にARTグランプリでGP3王者に輝いた後、2017年にFIA F2にステップアップ。プレマで圧倒的な強さを見せてチャンピオンに輝き、翌年F1に昇格した。

 今回の契約に際し、アーサー・ルクレールはプレマとの“特別な関係”を継続できることに興奮しているとして、次のように語った。

「僕にとっては全く新しいチャレンジになるし、グリッドにはより多くのドライバーが並ぶ。週末のフォーマットはとてもエキサイティングになりそうだし、シーズンのスタートが待ちきれないよ!」

 またプレマのチーム代表であるルネ・ロジンはこう付け加えた。

「アーサーをFIA F3の活動に加えられて嬉しく思っている」

「彼は2020年に質の高いシーズンを経験し、リージョナル選手権で最多の勝利を収めた」

「彼のスキルは、舞台裏での懸命な努力や献身的なアプローチと相まって、我々がこのレベルのカテゴリーで求めているものであることは明らかだ」

「来たるシーズンに向けて準備を始めるのが待ちきれない」

 

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