「ヤマハにとって重要な事」ビニャーレス、ロレンソのさらなるワイルドカードに期待
ヤマハのマーベリック・ビニャーレスは、ホルヘ・ロレンソのワイルドカード参戦はヤマハにとって重要であり、さらなる機会があることを望んでいると語った。
写真:: Gold and Goose / Motorsport Images
2020年、ヤマハは昨シーズン限りで現役を引退した3度のMotoGPチャンピオン、ホルヘ・ロレンソをテストライダーとして起用することを発表。セパンテストではロレンソがYZR−M1を約3年ぶりに駆り、話題を集めた。
そして3月、ヤマハは今年6月に予定されているカタルニアGPで、ロレンソがワイルドカードで参戦することを発表。レプソル・ホンダでマシンへの適応に苦しんだ末に引退したロレンソは、それから7ヶ月でレースシーンに帰ってくることになった。
ロレンソのワイルドカード参戦については、レギュラーライダーのマーベリック・ビニャーレスが期待を寄せている。彼はレースウィーク中に新パーツを適切に評価することが可能になるだろうとMotoGP.comに答えた。
「ロレンソのワイルドカード参戦は、ヤマハにとって重要な事だと僕は思っている。なぜなら彼らはレースウィークの間に多くのことに取り組めるからだ」と、ビニャーレスは言う。
「(レース翌日の)月曜日にテストが行なわれる時、僕たちは間違いを犯すことがある。タイヤのラバーが全て路面に乗っていて、グリップがとても良いせいでね。そのせいでラップタイムはとても速いけど、新パーツを評価するのは難しいんだ」
「カタルニアだけではなく、もっとホルヘがワイルドカードとして参戦する機会を作れるなら、それはヤマハにとってとても重要なことだと思う。彼らは新パーツや多くのことをテストできるから本当に良いはずだし、レースウィークに上手く機能することを示せると思う」
■新型コロナの影響も生産的な時間に
MotoGPクラスの2020年シーズンは新型コロナウイルスの世界的な流行によって、開幕が遅れることとなった。現時点では5月初頭のスペインGPまで約2ヵ月近い空白期間が生まれている状態だ。
ビニャーレスは現在の状況はかなり落ち着いていると語り、レースが再開され、YZR-M1へ再びまたがった際にライディングとブレーキングを改善するためにできる限りバイクに乗っていると付け加えた。
「プレシーズンからの強さを維持するためにも、ライディングを続けることがとても重要だ。だからできるだけ多くの日にバイクに乗ろうとしている」
「僕らはM1じゃなく、モトクロスそしてスーパーモトでトレーニングをしている。でもM1で可能ないくつかの事を改善しようと試みているんだ」
「ライディングスタイルはまだ改善する必要がある。今がベストでは無いと思っているし、そこに僕の改善すべき点があるんだ。ブレーキングエリアもそうで、より強くならなくちゃいけない」
「今月はライディングスタイルの面で一歩進めると思うし、ヤマハのマシンをより上手く乗りこなせるようになると思う。だからバイクに乗り続けることがとても重要だった。今年は全てがとても良く準備できているから、M1に乗ってレースをするのが待ちきれないよ」
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