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F1ブラジルGPが消滅すれば、国内レース界は衰退する? プロモーターが危惧

ブラジルGPのプロモーターであるタマス・ロホニーは、F1からこのイベントが失われてしまえば、ブラジルのモータースポーツの将来は苦しくなると警告している。

Carlos Sainz Jr., McLaren MCL34

写真:: Steven Tee / Motorsport Images

 1973年に初開催されたF1ブラジルGPは、以来F1シーンに欠かせない存在となっていたが、2020年は新型コロナウイルス流行の影響で、正式に中止が決まった。インテルラゴスで行なわれている同イベントのプロモーターであるタマス・ロホニーは現状を鑑み、ブラジルのモータースポーツの将来を案じている。

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 F1のCEOであるチェイス・キャリーは、ブラジルGPの開催地をインテルラゴスからリオデジャネイロに変更しようとしているが、サーキットの建設や契約の最終決定など、進捗は思わしくない。特に前者に関してはサーキット建設の承認を必要としている状況だ。

 ロホニーは、インテルラゴスでのレース開催を継続するための契約が成立しない限り、ブラジルのレースシーンは長期的なダメージを受ける可能性があると示唆した。

「F1に限らず、他のあらゆるカテゴリーがそれ(契約)に依存している状況だ」とロホニーはmotorsport.comに語った。

「たとえ『伝統がある』ということが唯一の売りであったとしても、ここが重要な開催地であると私は信じたい」

 F1ではこれまで、エマーソン・フィッティパルディ、ネルソン・ピケ、アイルトン・セナという3人のブラジル人ドライバーが合わせて8度のF1ワールドチャンピオンに輝いており、近年でもルーベンス・バリチェロやフェリペ・マッサなどのグランプリウィナーを輩出している。マッサが2017年限りでF1を引退して以来、ブラジル人ドライバーがF1のグリッド上にいないとは言え、国内ではモータースポーツの文化が十分に根付いていると言えるが、ロホニーはそういった現状も危ういと語る。

「ブラジルの自動車スポーツ協会の会長とも話したが、彼はこう言った。『あのレース(ブラジルGP)を失うと、ブラジルのモーターレーシングのこの先40年は死んだも同然だ』と。カートに乗っている少年たちは皆いつの日かF1に行きたいと思っているが、彼らは競技をやめてしまうだろう」

「ご存知の通り、ブラジルには全仏オープンを複数回制したグスタボ・クエルテンという偉大なテニスプレイヤーがいる。彼がローラン・ギャロス(全仏オープン)で大スターのような存在となった時、多くの子供達がテニスを始めた。そして彼がいなくなった時、子供たちはまたサッカーをするようになった」

 

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